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2018.06.14     カテゴリー :   ウェア

OGK AERO R-1 VS MET Trenta 3K Carbon VS その他セミエアロヘルメット

前回インプレを書いたSidi Shotもイタリア製でしたが、またしてもイタリア製のインプレです。
このところイタリア製品にやられっぱなしなんですが、今回も(いい意味で)惨敗です。
ヘルメットだけにシャッポを脱ぐしかない?20180614_001517.jpg 


昨年チラリと書きましたがOGKのAERO R-1をここのところ愛用していました。
というかこの製品、大人気なんですが、人気があるのもうなずける製品でした。
因みにここ数年で使ったヘルメットはいずれもセミエアロヘルメットばかりでGiro Synthe
Kask Protone、ボントレガーのバリスタ、MET Rivaleとの比較になります。

まずはエアロ性能
いうまでもなくあくまであてにならない私の体感による比較ですので参考にもなりません。
まずはバリスタ、今のところ一番効果を感じました。あらゆる方向の風に対して空力が良いと思います。そして次点でAERO R-1この二つが今までは抜きんでているように感じていました。そして今回のMET Trentaですね。これもAERO R-1と甲乙つけがたいくらいにエアロ性能が高いように感じます。今回TrentaはRivaleやMantaと違って上から見ると卵型になっています。バリスタやスペシャのEVADE2と同じような形です。形状的にはバリスタ、EVADE2、Trentaの3つは上や横から見た形がけっこう近いものがあり現時点でエアロを突き詰めるとこの形になるのかもしれません。とはいえ、ほんのわずかにAERO R-1の方が空力が良いような気もします。ただ気のせいかもしれないというくらい僅差ではありますが。AERO R-1とTrentaは横幅が狭い=前面投影面積が小さい=空力が良いという点が効いているんじゃないでしょうか?
その分転んだ時に側頭部がぶつかるような状況では耳のあたりが他のヘルメットに比べて不安ですね
そして一段劣りますがSynthe、Protone、Rivaleって感じですね。
この三つは正直差は分からないくらいですかね。

次に重量
これはAERO R-1(マットブラックのS/Mサイズ)が一番軽くて215gついでGiro Synthe(Mサイズ)が218gTrenta 3K CarbonのホワイトMサイズが219gとこれまた僅差で続きます。そのあとにRivale、Protoneときてバリスタが264gと重量級です。

フィット感
まぁこれはいずれも悪くないですね。Syntheがちょっと浅い感じがしますが、あとはどれを選んでも悪くないというところ、あえて優劣をつけるならば頭を360度で締め付ける構造のRivaleとTrentaがほんのわずかに良いというところでしょうか?
この二つ以外のヘルメットだと頭の前後つまり額と後頭部で押さえられている感じがします。
ただそうとう長い距離を走らないとあまり関係ないくらいの差ではないでしょうか?
まぁ正直今時頭の形さえ合えばそんなにフィット感の悪いものはないってことでしょう。
ただ、この中ではSyntheが横幅が狭い感じがします。人によっては合わないかも
また、TrentaもAERO R-1と比較すると極わずかに横が狭いようです。AERO R-1でギリギリだとTrentaは駄目かもしれませんね。まぁAERO R1が大丈夫ならほとんど大丈夫だと思いますが。
TrentaもAERO R-1ともにシェルの横幅が狭いのでキノコ頭にはなりにくいです。ただAERO R-1は頭頂部がTrentaに比べると平べったいので個人的にはバランスが悪い気がします。ま、これも好みですね。

通気性
これも以前書きましたが結局通気性に関しては穴の大きさもですがつまるところ穴の数の影響の方が
大きいと思います。特にスピードが落ちると穴の数が多い方が涼しく感じるというのは以前にも書いた通りで今もそれは変わりません。
そういう意味ではSyntheがかなり優秀なんですが、今回のTrentaもかなりのものです。
今のヘルメットはどれも風を通すための頭とヘルメットの間に溝が設けられているのですが、溝の深さがTrentaは前頭部は断トツに深くAERO R-1の倍くらいの深さがあります。バリスタもかなり深めの溝ですが、Trentaには及びません。そしてTrentaは後方に向かって徐々に溝が浅くなっていくのです。Trentaと言えばベンチュリー効果による通気性を謳っているのですが、メーカーのHPを見ると頭頂部だけのような説明に見えます。ですが実際はこのヘルメット内部の溝でもベンチュリー効果を狙っていると思います。
AERO R-1が「風が抜ける、風と進む」がキャッチコピーだとするとTrentaは「風が吹き抜ける」と
いいたくなります。時速10km/hくらいの登りだとSyntheにはほんのちょっと劣るかもしれませんが、それ以上の速度だと負けてないどころかむしろいいかも。
よってSyntheかTrentaが一番、ついでRivale、その後にProtoneかAERO R-1かというところですね。そしてバリスタはここも最低点です。走っているとたしかに悪くないんですが、信号待ちで止まったり、登りで速度が落ちるととたんに暑く感じます。
AERO R-1は涼しいという評価が多いようですが、私個人は「え?そう?」という感じ。まぁ極端に劣るわけではないのは確かですが。

デザイン
はい、完全に主観です。
Trenta一番、ついでRivaleかSyntheか、そのあとにProtoneがきてAERO R-1、最後はバリスタ。
正直OGK Kabutoのヘルメットはカッコいいと思ったことないんです(*個人の感想です)
レジモス、モストロ、MS2、WG-1と使ったことはありますがどれもデザインはいまいち、質感もいまいちと感じてました。AERO R-1もやはりいまひとつです。ゼナードは結構カッコいいと思いましたけど。
なによりデザインの問題なんですが、一つの要因としてOGKの場合ヘルメットに使われている緩衝材の発砲スチロールが他社のと比べて白っぽいというか灰色っぽいというのも挙げられるんじゃないかと思います。他社の発砲スチロール部はもっと黒くて締まりがあるものが多いように感じにます。そしてOGKのは白っぽい分発砲スチロール感が目立つんですよね。そのため安物感がでてしまっているんじゃないかな?

それはともかく今回のTrentaは白の部分がパールホワイトっぽくて高級感があるうえにカーボンも使われていてそのマットな質感とパールホワイトの対比がいいんですよ。デザイン的に感心したのは発砲スチロールがほとんど見えないようなデザインとなっておりこのあたりのセンスがさずがだなと思いました。以前から発泡スチロール部が見えないようにすれば質感は上がるのになと思っていたのでなおさら感心しました。
おそらく発砲スチロールむき出しならもう少し軽くできたのかもしれませんが、
Rivaleも発砲スチロール部分が比較的目立たないようなデザインでなおかつ黒のヘルメットだったのですが、グロスとマットに塗り分けられていていいデザインでしたが、Trenta 3K Carbonはさらに上をいくデザインです。

それに比べるとAERO R-1やバリスタは空力優先のためデザインはおまけと言わんばかりの出来に感じます。まぁTrentaは伊達に価格が高いだけじゃないってことです。まぁバリスタは発砲スチロール部がほとんど見えないという点ではいいんですがデザインがねぇ。せめてカラーリングで何とかすれば良かったのに。
まぁこのあたりは好みなので結局はお好きなのをどうぞとなるわけですが。

汗の処理
AERO R-1とTrentaの一番の差はデザインかあるいは汗の処理の上手さでしょう。
夏は高温・多湿になるつまり汗が出やすく乾きにくい日本で開発されたにもかかわらずなんの工夫もされてないというか全く無頓着なのがAERO R-1の残念なところです。
ましてやバイザーが付属していて汗が垂れてきてもバイザーがあると拭けない、拭きにくいのなんて考えるまでもなく分かりそうなものなんですが。
手持ちのヘルメットの中でも一二を争う出来の悪さです。盛大に垂れてくる上に目にも入りやすいんですよね。
それに引き換えRivaleもAERO R-1に比べれば結構良かったのですが、Trentaになってさらに改良されていました。もちろん通気性アップによりパッドが乾きやすくなったというのもあるのでしょうが、それ以上にパッドの配置、形状に工夫があるのが見てとれます。


20180614_000711.jpg 見づらい写真ですいません。パッドをヘルメット内の配置に近くなるように並べてみました。
左がTrenta,右がAERO R-1です。
一番のポイントは縦(前後)に伸びる三本のパッドでしょう。額にあたる横のパッドのギリギリまで
伸びていてこの三本プラス横のパッドで額の汗を吸い取ることで汗が垂れにくくなってます。
ほぼ、横のパッドだけにまかせているAERO R-1との最大の違いです。
形状的にも横の額に当たるPadはTrentaの方は複雑な形状をしています。
バリスタもこの辺りは工夫の跡が見られますがいかんせん通気性が悪いので良いとまではいかないのです。

この辺りの造りの巧さはやはり走ることが好きなんだろうなと、というか走ってないとわかんないよねと思います。それがイタリア人の凄さというか強みなんでしょうね。
サドルやハンドルにしてもイタリア製が多いのはやはり実際に走っているからこそわかること、それを形にしてくることに長けているんでしょう。
平均気温30度以上の日にも二度ほど乗りましたが驚くほど汗が目のところまで垂れてきません。
Aero R1だと止まったりスピードが落ちた時に下を向いたりするとドバっと汗が流れてきます。
この差だけでもTrentaは買って良かったと思うくらい快適です。


気になる点としては前後に短いAERO R-1に乗った直後にTrentaを被ると視界にヘルメットの先端が
目に入るという点ですね。この点ではAERO R-1の方が優れているとも言えますが、安全性という点では前後に長い方が安心な気もします。試しにヘルメットをかぶったまま壁に突撃すると私の低い鼻でさえAERO R-1だと壁にぶつかりますからね。その辺どうなんでしょうね?あくまで頭だけ守れればいいのか顔面も多少は守りたいと考えるか・・・

ということでTrenta非常にいいですよというお話でした。ほんとにデザイン、軽量性、通気性、快適性と価格以外不満がないヘルメットです。

でもAERO R-1の名誉のために言っておきますがこの価格でこの軽さ、エアロ性能、しかもバイザーまで付属してくるんですからコスパという点ではかなりのものです。




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2018.05.04     カテゴリー :   未分類

Sidi Shot シューズはイタリア製に限る!

さて、早速ですがSidi Shotのインプレです。買ってしまいました。
しかも、色違いで2足も!
20180425_163028.jpg 

いや、2足目は買うつもりはなかったんですけどねぇ。実は一足目(イエロー)を買う時に特にこれというのがなくて消去法でイエローを買ったんですがこれが非常に良かったためついジロ限定モデルまで買ってしまいました。横のピンクのラインがなければもっと良かったんですが、まぁ仕方ない。

Sidiのシューズは以前スピードプレイ専用モデルを購入したことがあるのですが、もうすっかり記憶の彼方にあってフィット感はまぁまぁ、くそ重い、スピードプレイ専用モデルなのでダイレクト感がすごい!くらいのぼんやりした記憶しかありません。

で、今回買ったShotですが、サイズは41サイズ(25.5cm)です。前回Sidiの時は42サイズだったので1サイズ小さいのを買ったことになるわけです。実は前回のSidiのシューズはちょっと緩かったんです。
それもあってフィット感はまぁまぁという印象になったんですね。

因みに私の足のサイズは261mm~263mmです。左足の方が1~2mm大きいのです。足の幅もわずかに左足の方が大きいのです。ワイズロード、スペシャ、Trek、自分で測ったいずれもほぼ同じくらいなので間違いはないでしょう。とはいえ日本人にしては足は細く、甲も低めというどちらかというと典型的なイタリアンシューズ足な訳です。

それもあって大概のシューズでハーフサイズから1サイズ小さいシューズが履けてしまうんですね。S-Works6も2足目は40.5(25.75mm)でちょうどでしたし。

最初に足を入れた感触としてはスペシャのS-Works6に近いという印象です。ソールの反り(カーブ)や幅等が同じくらいな感じ。ちょい幅狭いかな?指回りの余裕はS-Works6の方が、またBONT Vapor Sの方が少しある感じです。とは言えLakeCX301やGiroのEmpire SLXよりは余裕がある感じでしょうか?
指の高さ方向(上下)の余裕はS-Works6やBONTよりもあるように思います。

注意が必要なのはクリートの取り付け位置ですね。Sidiの場合クリートの取り付け位置(ネジ)が多くのシューズより前寄りなのです。S-Works6やBONT VayporS、Empire SLXよりもクリート取り付け用ネジの位置が約5mmつま先よりです。ですので私の場合クリートをほぼ一番深く(踵寄り)につけて他のシューズの中間につけたのと同じくらいになる感じでした。調整もできないのでとにかく深く(踵寄り)にクリートを付けたいという場合はSidiは選択肢から外さざるを得ないかと思います。逆にとにかく浅く(つま先寄り)につけたいという人にはいいのでしょうが。

あと他のシューズと比べて特徴的なのは母指球の後ろ側というか土踏まずの前というかそのあたりが微妙に盛り上がっているんですね。ほんとに微妙にではありますが。裸足で足を入れた方が分かりやすいんですが、それが他のシューズとの相違点。実はこれが漕いでみて大きな効果を生み出すことになるのです。

重量は41サイズで257g~261gの範囲。Sidi=重いというイメージしかなかったのでちょっと拍子抜け。もちろん今手持ちの自転車用シューズの中では断トツに重いのですけどね。
ソールの厚みは10mmとまではいかなくても8mmくらいはありそうです。
きちんと測ったわけではないですが。

因みに最近人気のLakeもソールは厚みがあってクリートもインソールもつけずに履き比べるととSidiよりもLake CX301の方がソールの厚みは明らかにあります。


フィット感はまぁ手持ちのシューズの中でも平均的でしょうか?ただ、Sidiのシューズの場合しばらく履き続けるとなじんでくる感じがあり300kmほど走ると購入直後よりもフィット感は良くなりました。アッパー素材が厚みがあってBONTほどではないにせよ硬めなのでなじむのに少し時間がかかるようです。

踵のフィット感も申し分なく良くてBONTよりも深い分いいかもしれません。前回スピードプレイ専用モデルと違って今回のShotはサイズもぴったりなので前回の時のように踵のホールド感がいまいちということもありません。私の場合アキレス腱のあたりも細いのか不評だったS-Works6の踵のホールド感は全然嫌いではなかったんですよね。今回のSidi Shotは踵のホールド感を調整できるようになっているので簡単にほとんどの方に合うと思います。もちろん一番締まる(調整ネジ自体は緩めるんですが)ようにしてぴったりでした。

Sidiの場合、調整ダイヤルは一般的なBOAではなくSidiのオリジナルなのですが、はっきり言ってここはBOAの方が使いやすいですね。まぁBOAの中でもLake CX301に使われているL6ダイヤルよりは
ましかもですが、BONTに使われているIP1やスペシャのSタイプのBOAタイヤルに比べると劣ります。締めるのにいちいちボタンを押してレバーを起こしてから締めなければなりませんし緩めるにも
また別のボタンを押さなければならないのです。

このあたりはスペシャやBONTのBOAダイヤルに慣れていると面倒に感じます。機構的にも複雑な分重量的にも不利なのではないでしょうか?

Sidi Shotの場合ダイヤルが真ん中に配置されているのでエアロ効果(体感はできないけど)と落車等でダイヤル部分を損傷する確率が低いという効果を謳っていますが、その点では確かに効果はありそうです。

ダイヤルの下、いわゆるタンの部分には厚みのあるクッションがあり足の甲が痛くなるようなことはいまのところありません。

と、まぁ、ここまでは試着等でも大体わかる程度のことでしょうが、ここからは実際に走ってみての印象です。
これがまぁある意味他のシューズとは異なるものでした。どっかのペダルの話ではありませんが、シューズには2つある。Sidiとそれ以外だと言いたいくらい。
はっきり言って試着のみでスペックを他のシューズと比較したならばきっと買わなかったと思いますが、世界トップクラスの選手がこぞって愛用している理由は走ってみて納得しました。

まず、走り出してペダルをひと踏み、二踏みするかしないかで思わずバイクを止めて足の裏を確認しました。「あれ?これカーボンソールだよね?」と。
なんというかペダルを踏んだ感触がいわゆるカーボンソールのというよりゴムっぽいのです。
ぶっちゃけて言うと柔らかい。
ソールがしなるという点ではLake CX301はもちろんGiroのEmpire SLXもしなる感じはあるのですがそれらのシューズともまた違った感触なんですね。

いわゆる普通のカーボンソールはしなるにしてもまず硬い感触があってそれにあらがうように脚に力を入れるとソールの剛性がまけてしなるのですが、Sidiの場合、いきなりというか力をいれるにつれてリニアにしなるというのかな?スムーズにしなるというか抵抗なくしなるというか・・・説明が難しいのですが(笑)


そういう意味で硬いゴムのソールのような感触な訳です。正直驚きました。世界のトップクラスの選手達が、ましてや世界トップクラスのスプリンター達でさえもこんなに柔らかいソールのシューズを使っているのか?と。もちろんしなり切った状態の剛性はゴムとは比較にならないので問題はないのですが。

実際スプリントやアタック的な動きをすると最初のひと踏み目の反応は他のシューズより遅れる感はありますが、ふた踏みめ、み踏み目あたりからスムーズに踏める感じで伸びていきます。そしてこういう時の動きはガチャ踏みになるのでソールのしなりがうまく効いて綺麗なペダリングでなくてもペダルに力が載りやすい感じがあります。

いえね、しなりだけで言えば恐らくLake CX301の方がしなる量は大きいとは思いますが、Sidiの方がひっかかる感じなくスムーズにしなるので柔らかく感じるのです。Dogma F8やTarmac SL6がTIME RXRSに乗っているかのような感触なんですね。もちろんRXRSのように踏んだあとから伸びるという訳ではなくもっと踏み始めから進んでいく感触はやはりDogmaやTarmac SL6のそれなんですが、RXRSのようにトルクをかけられる時間が長く感じるという点で似ているのです。

S-Works Tarmac SL6にDuraのクランク、ペダル、加えてRacing Zero Carbonという高剛性の組み合わせでちょっと硬すぎると散々書いてきたんですが、正直最初は物足りなさを覚えるほど柔らかく感じました。はっきり言って下手なフレームやホイールを変更するよりもよほど変わると言ってもいいかもしれません。もちろん、フレームやホイールにもよりますし、それまで履いてきたシューズにもよるので一概にはというところですが。

そういう意味ではどちらかというと剛性の高いフレームやホイールに合う気がします。これでしなやかなフレームとかホイールだとどうなんでしょうね?試してみたいところです。

私の場合12時~1時のあたりで踏み始めるのですが、その踏み始めの部分でペダルがすぅっとおりるので大腿四頭筋の負荷が減りました。そのため(私にとって)強度高めで100km以上走っても疲労感が明らかに違います。ソールがしなやかな分ペダルからの振動や衝撃も減ったこともあるとは思いますが、その影響は微々たるもんでしょう。

またSidi Shotの場合ソールのしなりが速い分逆に戻るのは遅い感じがあって下死点を過ぎるあたりまでしなって下死点を過ぎてから戻るので他のシューズよりも脚をあげやすい気がします。

脚をあげる話になったので、ここでSidiとS-Works6の踵部分を見比べてみてください。
20180504_023647.jpg 

Sidiの場合踵部分がずいぶん傾いてますよね?
この形状がまた秀逸で脚をあげる時に踵もあげるようにした場合に踵が上げやすいのです。
Sidi Shotで走ったあとにS-Works6で走るとS-Works6の場合アキレス腱のあたりにシューズの踵が食い込むように感じるのです。このあたりヒール(踵)の部分他のシューズよりも高くアキレス健の上の方までサポートすることで踵を安定させつつ抵抗にならないように配慮されているのが分かります。

それから前述した母指球の後ろ(土踏まずの前の方)の微妙な盛り上がりですが、これまたいいのです。この盛り上がりがあるので(もちろんインソールにもよるのでしょうが)母指球が常にソールから浮くことがなくかつ踏み込みの際に自然に母指球のあたりに力が入る形状なのです。アッパーの厚みがあって若干硬めの素材もこの感覚をサポートする一因になっています。
走ってみてなるほどこう来るか!と思いました。

前回Sidiのシューズを買ったときはまだ2足目ということもあり経験も浅くよくわかっていなかったのですが今回改めてSidiのシューズを買ってみてあらためてイタリア人すげぇと思いました。
なんというかよく分かってるなぁと。ま、私ごときが上から目線で分かってるじゃねぇかなんて言える立場ではないのですけどね。

感動とは自分の予想や期待を上回ったものに出会った時に生ずる感情な訳ですが、まさにこのシューズは感動させてくれました。

そしてソールがしなるシューズ全般に言えることかもしれませんが、恐らく膝にも優しいのではないかと思います。我々一般人とは比較にならないほど長時間・長距離を走るトッププロに愛用者が多いのもこの点が大なり小なり影響しているのかもしれません。疲労も少なく膝にも優しいので連日走るトッププロにうってつけなのではないでしょうか?

あと、見た目に反して?意外に涼しいのもこのシューズの長所です。
アッパーに所々空いたメッシュの通気口がかなり効いてます。

それとモデルイヤーが違うせいか先に買ったShotと後から買ったShotでは微妙にマイナーチェンジが施されていました。
20180425_134100.jpg 分かりますかね?左の新しい方は上のダイヤルの右側にギザギザの滑り止めみたいなのがついているのが。
アッパーの裏側に爪?があってこのギザギザの部分に引っかかって緩みにくいようにしてあります。
これがなくてもBOAダイヤルのシューズに比べて特に緩みやすいという感触はなかったのですがこの
微妙なマイチェンによって緩みにくさは明らかにアップしてます。
逆にシューズを脱ぐ時に今までより力がいるのでいいことばかりではありませんが、個人的にはいい改良だと思います。

とここまでは概ね長所でしたけど、いくつか欠点を。

まずやっぱりそうは言っても重い。特にLake CX301の後に履いて走ると如実に感じます。片側だけで100g以上違うのですから当然ですが。

次にこれは完全に主観になりますが、デザインがいまいち。ちょっとゴテゴテしずぎな感じで個人的にはもっとシンプルなデザインの方が好みです。まぁBONTもあまりカッコいいとは思いませんが。

また、前述したようにクリートが多くのシューズより深く(踵寄りに)つけられないというのも人によっては欠点になるでしょう。ですのでSidiのシューズを履いている選手がクリートを深くつけている!よし俺も私もなんてことをするととんでもセッティングになる可能性もありますね(笑)

さいごにこれは欠点の中でも最大の欠点と言えるかもしれません。
何に乗ってもSidiの乗り味(踏み味)になってしまう。
もちろん振動吸収性やハンドリングが違うので分かるっちゃわかるんですが、踏む時の感触がDogma F8でもTarmac SL6でも同じように感じるのです。微妙に違いはあると言えばあるのですがシューズの特性が強すぎてフレームやホイールの特性、特に剛性感が分かりづらいと言えます。

という訳で?すぐにではありませんが恐らく今年中にはインプレ用に?S-Works7シューズを買うと思います(笑)メインで履くシューズではないので中古でもいいかも?
あくまで多分ですけど。

これで一応シューズ沼からは這い上がることができました。素晴らしいシューズをありがとう!Sidi

20180509_200833.jpg 







2018.03.17     カテゴリー :   未分類

天使か悪魔か?予想以上にペダリングに影響するファクター

まだ、試している途中なんですが、今回ペダリングであまり取り上げられることの少ないスタックハイトのお話です。

画像22 

ステムのスタックハイトの方ではなくペダルやシューズのスタックハイトの方ですね。
ペダル軸から足の裏までの厚み(距離)のことです。今回は主にシューズのソールのスタックハイト(厚み)がペダリングに及ぼす影響についてです。

今まで私はスタックハイトは低ければ低いほどいいと思ってました。いや、思い込んでいました。
ペダルやシューズメーカーの言うところの低スタックハイトによりパワー伝達性やダイレクト感、安定性の向上みたいな売り文句を鵜呑みにしていた訳です。

前回BONT VaporSに変えてペダリングが軽くなったという話をしましたが、S-Work6やLake CX301をとっかえひっかえ交換してみて改めて気付いたことがありました。BONTから他社のシューズに変えると脚が良く回ると。これは以前S-Works5シューズの時のインプレでもケイデンスがあがると書いたことがあります。
それ以外にもBONTに変えると乗り始めのしばらくの間違和感があると書いたことがあります。その原因はソールの反りの関係だろうと思っていました。比較的フラットな形状と反っている形状の違いがその違和感や回しやすさの原因だろうと。

その時にふと思ったんです。シューズの反りの形状以外にもBONTと他のメーカーのシューズの違いの一つはスタックハイトじゃね?と。

スピードプレイのペダルよりもシマノやLOOK、TIMEのペダルの方が、さらに言えば感触が良いTIMEのペダルよりも結局シマノのペダルにしているのも、通勤でフラぺにスニーカー(厚底)が一番ペダリングが良い感じがするのも全部スタックハイトが高い方じゃないかと。

また以前から気になっていて、軽く調べてみて驚いたのが、GTレーサーのSidiのシューズの着用率の高さです。メーカーとの絡みでシューズの選択の自由のないチームは除いて比較的自由のあるチームやエースクラスのSidiの着用率の高さが不思議だったんですが改めて調べてみるとC・フルーム、R・バルデ、R・ウラン、M・ランダ(今年からはフィジーク)と昨年ツールのTOP5までがSidiですよ。
スプリンターでもM・キッテル、F・ガヴィリア、昨年ブエルタで活躍したM・トレンティンなど、
その他でもM・クヴィアトコウスキー、T・マルティン、I・ザッカリン、ニバリはチームまるごとSidiなので参考になりませんが、キャノンデール時代のサガンなんかもSidiでしたし。A・イェーツも
Sidiでしたかね。

因みにMTBでもSidiの着用率が高くて世界のトップ2はもちろんSidiだったりと。


でもフィット感は確かにいいけど、それだけであのクソ重いシューズをよく使うなぁと以前から感じていたんです。シューズなんて重量規定はないので軽い方がいいだろうにと。で、Sidiのスタックハイトを調べてみると低い方で6.7mm、この海外のレビューだと10mmとか。
ソールの厚み自体は6.7mmでもアッパーとソールくをっつけるための板?があるので実質8mm以上という海外の方のブログもありました。要するにSidiのソールのスタックハイトは高いと。

という訳で改めてスタックハイトは悪であるという先入観を捨てて改めて調べてみると
こんな記事をみつけました。

いや、正直つっこみどころもありますよ。サドル高さを変えたらサドル前後位置の調整必要でしょとか、ペダルの角度は考慮しないのかとか等。
ただ、なんだかんだで自分がスタックハイトの高い方のパーツを選択していることを鑑みると概ねのところは納得せざるを得ないのかなと。
まぁ、edco 3AXペダルはスタックハイト高かったのに峠のタイムがほぼ変わらなかったという前科はありますが、あのペダルの場合色々特殊でしたからね。
思い返してみればヤビツのベストも白石峠のベストもいずれもS-Works6シューズだったわけである程度距離の長くないと効果は分かりずらいのかもしれません。

という訳で買ってみました。シマノ SM-SH20 クリートスペーサー
を2セット。

で、そのためにしばらくBONTを使っていたのです。元のスタックハイトが低い方が効果が分かりやすいだろうと。まぁ、それだけでなくBONTのソールの剛性感が一番Tarmac SL6に合っているということもありました。私のVapor Sの場合、昨年ミッドフットクリートの実験のために6mmの穴を三つ開けてあるので標準のVapor Sのソールより剛性が落ちているのが良かったのかもしれません。

で、さっそく片側4mmほどのスペーサーを入れてサドルを3mm上げて乗ってみました。
なぜ4mm上げなかったかというとサドルの高さを上下した場合前後位置も調整しないとならないのですが、今回前後位置の調整をせずにすませたからです。もちろんハンドルも3mmあげました。

その結果、思わず笑っちゃいました。「ああ、これだ!」と。
明らかに脚が回る。他のシューズに変えた時のような脚の回りやすさです。
半面、BONTの良さであるダイレクト感とか安定感は薄まります。なんというか普通のシューズを履いているよう。
この時点でBONT Helixの購入はなくなりました。
これならもっと厚みのあるソールのシューズにスペーサー入れた方が良いかなと。

もちろんデメリットもあります。以下にメリット・デメリットをまとめてみましょう。

メリット

1.ケイデンスがあがる。もちろん綺麗な円を描くようなペダリングスキルがある人にはむしろ邪魔なだけかもしれませんが、世界のトップクラスでさえスタックハイトの高いシューズを選ぶ選手が多いとなるとね。Vapor Sを履いている有名選手というとカレブ・ユアンとかルイ・コスタですかね。
ルイ・コスタは素晴らしいペダリングスキルの持ち主なのかもしれません。日本でも高岡さんとか中村龍太郎選手等トップアマチュアはBONTで結果を出してますしね。

カレブ・ユアンの場合はちょっと特殊かもしれません。あの超絶前傾姿勢は空力のためだと思われます。彼の場合身体が小さいですからね。パワーよりも空力重視。
となると1mmでもサドルやハンドルを下げたいはずです。そのための低スタックハイトかと。
また、あの姿勢だとかなりの前荷重になるはずです。そのために重心を少しでも低くして後輪のトラクションが抜けるのを防ぎたいと目論見もあるのかもしれないですね。

2.比較的低コストで導入できる。また1mm単位で調節できる。薄いプラ板等をインソールの形に切って踵の部分を切っていれれば0.5mm単位とかそれ以下も可能ですね。ある意味楕円リングにも通じるものがありますが、この方法との決定的な違いは楕円リングの場合3時の位置で一番筋力的に負荷も大きくなるのに対し、こちらの場合は1~2時の位置で同じ筋力でトルクが大きくなるので不可もかからず、トルク変動が大きくないので違和感も少ないということです。
しかも普通にクランク交換でクランク長を長くしてトルクを上げようと考えた場合、サドルを下げることになるので2.5mm長いクランクに交換した場合上死点で単純に5mm分股関節の可動域が狭まりますが、この方法だとサドルを上げることになるので上死点の股関節の可動域に影響しないのです。
しかも下死点ではむしろ楽になるのです。


3.サドルがあげられる=見た目がカッコいい(笑)だけでなく、一般的にはシートポストが長い方が乗り心地も良くなります。すでに私の場合172.5mm→170mmクランクに変えてシューズも変えてサドル高さが5mm以上あげてますが、まぁぶっちゃけ、言われてみれば程度にしか乗り心地は良くはなってません。過度な期待は禁物です。私の場合、サドルは上げましたがクランクを短くしたことで股関節の可動域に余裕ができたのでハンドル高さは元の高さ(スペーサーを使う前)に戻しました。
これで頭が下がることになる分空力的には有利なはずです。

4.トルクが上がる。これはまぁ、微々たるもんですね。とは言え、これもS-Works5とBONTの比の時にS-Worksの方がペダルに力が載ると書いたように(その時に気付け!→自分)わずかですが感じられます。ただ、これはスタックハイトの低いBONTとの比較だから分かったことでS-Works6にスペーサー入れてもよくわかりませんでした。しかも当時はスタックハイトの低いスピードプレイのペダルを使っていたのでなおさらです。限界効用逓減の法則が働いたからでしょうね。それから話を戻しますが、スペーサーを入れることによってケイデンスを上げやすくなる分例えばクリート位置を深くするとかサドルを下げるとかトルクをかけやすくなるけど、その分ケイデンスが下がるようなセッティングにしても今までと同じケイデンスを保ちながらさらにトルクを上げるということもできるでしょう。

5.ダンシングが特にスムースに感じる。これもBONTにスペーサーを入れた時の方が分かりやすいんですが、ダンシングの時の方が効果が分かりやすい気がします。スペーサーを入れるとペダリングの踏み込みの時の軌跡が普通より真っすぐ下に踏み下ろす形になるからだと思います。
また、これは好みですが、ダンシングの振りが少しゆっくり大きくなります。これはBB位置が高くなるのと同じ効果が得られるからですね。

それでは次にデメリット。No One Rides For Free!

1.歩きづらい。クリートのところだけ高くなるので単純に歩きづらい。歩くことが多い人にはおすすめできません。そういう人には上記で書いたようにインソール型でしょう。ただ、シューズの内容積に余裕があればですが。
また、シューズカバーやオーバーソックスも履きづらく、脱ぎにくくなります。クリートがひっかかりやすくなるからですね。

2.重くなる。2mmのスペーサーで一枚約7gです。クリートボルトも長くなる分重くなるので片側5mm入れると約20g前後重くなります。まぁ0.5Wでもパワーが上がればメリットの方が上回るのですが。

3.空気抵抗が大きくなることが多い。一般的にはサドルを上げれば大体ハンドルも上げるわけです。
すると前面投影面積が増えるので空気抵抗が大きくなります。まぁ、ヒルクライム命という人の場合あまり気にする必要はないんでしょうが、下り、平坦、横風等には不利になります。
そのため今回私は2.5mmクランクを短くした分股関節の可動域を楽にしてハンドル落差を増やしてみた訳です。サドルだけ上げた分頭が下がり、空力がよくなる算段です。

4.重心が高くなる。これもサドルを上げれば重心が高くなるので特にコーナーリングが不利、不安定になります。サドルを上げた時は分かりづらいのですが、サドルを下げると比較的わかりやすい。
それからサドルを上げた分停止時に足が(地面に)つきにくくなります。私、最初危うくこけそうになりました。私の場合普通にサドルに座ったままでも足がつくくらいの高さにしているのですが、普通にクリート部で足をつく場合はいいのですが、路面の状態等でつま先の方で足をつくことがあります。
クリート部はスペーサー入っているのでいいのですが、つま先の部分はサドルがあがった分地面より
遠くなるのです。
言うまでもないことですが、安全性にかかわる問題なので試す場合はあくまで自己責任で。

5.感覚とクランクの位置のずれが大きくなる。例えば極端にスタックハイトを高くすると踏み込みの時に脚の位置が3時の位置の時にクランクは4時の位置に来ているなんてこともあり得る訳です。
逆に引き足の時は足が9時の位置に来ているのにクランクが8時の位置にあるとか。
これは某ITさんのブログでも考察していました。スタックハイトによって錯覚が生じる可能性があると。
ですのであまり極端にスペーサー等を入れすぎるのも問題ですね。またペダリングのタイミングも見直しが必要になります。現状で下死点まで踏み込み気味の人はさらにその傾向が強くなる可能性があります。

6.ダイレクト感や安定感が損なわれる。これは上記でも書いた通りです。踏み心地はやはりスタックハイトが低い方が気持ちいいです。やはりスペーサーを入れるとなんとなく歯に物がはさまったじゃないけど、どことなくもどかしい感触になります。また私の場合良くわかりませんでしたが剛性感も
変わると思います。これはソールの材質や剛性によるのでしょうが。

最期に私の場合、クランク長を短くすると特に平地巡行が遅くなるのですが、この方法だとクランクを短くしても遅くなるどころかむしろ上がってます。まぁ気温が徐々に上がってきたことを考えると一概には言えませんが、スペーサーを入れる前と同じコース(125km以上、獲得標高1200m以上)を走ってみた時に平均速度が1.5km/hほど高くなってました。往路、復路ともPB連発だったので風の影響は少ないとは思いますが。装備、ウエア等は同じです。
まあ、気温や風の影響もあるので一概には言えませんが、個人的には効果あると思います。

パワーメーターとローラーを持っているのであれば一定出力で30分以上走ってみて心拍を記録してみてその後スペーサーを入れてまた30分以上走って心拍を比較してみるとかするといいのかも。

最期にお願いです。もしスペーサーを購入するのであれば上記の記事のリンク先から買ってあげてください。せっかく有用な記事をアップしてくれているので少しでも還元できればと。

あ、もちろん私には一銭のメリットもないのでご心配?なく(笑)

次回はシューズのインプレです。結局BONTじゃないシューズにしました。なんのシューズでしょう?(バレバレ笑)
これがまた良かった。感動しちゃいました。
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2018.02.17     カテゴリー :   未分類

Rapha ProTeam Insulated Giletインプレ

はい、あんだけ悪態をついた後で性懲りもなくRapha製品のインプレです。

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前回ProTeam Insulated Jacketのインプレの際ジレだったらまた違ったかもと書きましたが、
そのジレを買ってみました。

これまた前回書いたように素材としては可能性を高く評価したからです。調理が駄目過ぎて台無しになってしまってましたけどね。

最近のRaphaのサイズ感、全体的なものだけでなく部分部分のサイズがまちまちすぎてとても試着しないと話にならないという訳でSサイズとMサイズを購入。
無料返品できて良心的と考えるか無駄に高い商品価格に転嫁しやがってと考えるか。

ともあれ第一印象としては、Insulated Jacket、どう考えても見頃(胴体)部分一緒じゃね?
というものでした。恐らくコストダウンのために胴体部分を同じものを使いまわし、それに袖をつけただけのものが前回こき下ろしたInsulated Jacketなのではないだろうかと。

やけに幅の狭い肩幅(この場合、左右の見頃の肩と腕の縫い目の幅のこと)、やけに太い袖の二の腕部分等、意味が分からんと思ってましたが、Giletの胴体部分の使いまわしということで考えれば納得できます。
さすがRapha(嫌味)
ウェアで重要なフィッティングをおろそかにするとは(驚)。

伊達に世界でももっとも注文の多い(過酷な?)サイクリスト達によって開発及びテストされた選ばれたレースウェア
と標榜するだけのことはある(そう製品にプリントされている)

嫌味はこれくらいにしときましょう。なんせ今回は褒めるつもりなんですから。
このジレをどう使おうかと考えた時に考えたのは前面の保温性、遮断性の高さから下に着るウェアは暖かいものを着る必要はないなということ。
でも腕が寒いからそこは長袖インナーにアームウォーマーを付けることで補おうというものでした。
只のアームウォーマーでは5度以下の気温の時に全く歯がたたないので防風タイプのアームウォーマーを物色しました。

防風タイプのアームウォーマーで現在手に入るものはMavic、reric、パールイズミ、そしてRaphaでした。ただ、Rapha以外の製品は前面だけ防風素材、後面は通気性の高い素材を使っており、ちょっと耐寒性に不安が残ります。今回はパールイズミのウインドブレークライトアームウォーマーとRaphaのProTeam Shadow ArmWarmersも併せてのインプレです。

インナーはクラフト、インナーの上にアームウォーマーをつけて、その上に薄手で比較的軽量なRapha ProTeam Long Sleeve Aero Jerseyです。これでジレのポケットと合わせて収納能力も1.5倍くらいにはなります。さらにその上に今回のProTeam Insulated Giletとなります。
下はCastelliのNanoFlexビブに同じくNanoFlexレッグウォーマーです。
首にはバフを頭部の保温にはパールイズミのレインヘルメットキャップです。
このレインヘルメットキャップはいいですよ。10度超えるような気温では暑く感じる時のありますが、10度以下の気温だと寒すぎず、暑くなり過ぎず蒸れにくい、そしてエアロ効果も感じられます。
キャップ等と違って暑く感じたら走りながらでも脱げる点もいいのです(さすがに走りながら装着はちょっと難しい)
耳が寒くなったら首に巻いたバフで覆います。

で、最初に試着したのはSサイズ、これがちょうどよいサイズ。
と思ったのですが、2点ほど懸念事項があり結局選んだのはMサイズ。

問題の一つ目はサイズがジャストすぎて下のAeroジャージのポケットに物を詰め込むときつくなること。因みに同じRaphaのProTeam Lightweight Gilet(また買ったんです。Assosのジレがやはりちょっとタイトなので)のSサイズよりも胴回りタイト。
普通、春夏物の方がタイトで下に着こむ秋冬物の方が緩くするのが普通なんだと思うんですが、こういう点でもサイズ感が全く見当がつかないというのはどうなんでしょうね。
商売的には通販の返品・交換が増えてコストがかさむんじゃないかと思うんですが。

話を戻して何もしない状態じゃわからないのですが強度高い時のお腹というか背中というか複式呼吸とも違うんですが、体幹で息を吸うというかで呼吸をしてみると圧迫される感じがあること。

二つ目はアームホール(腕を通すための穴)がなぜかSサイズの方が大きいこと
個体差なんですかね?わずかな差ではありますが、Sサイズの方が大きいのです。

因みにASSOSのジレのアームホールと比べてみると直径で約2cmくらい大きい、つまりは6cm以上
アームホールが大きいということになります。

丈の長さ的にもやはりMサイズの方がいい感じなのでMサイズに決定しました。

で、寒波がやってきたすぐ後のライドに着て出かけました。関東で雪が積もったあとそれぞれ平均気温1度、2度、3度(Garmin Edge820jでの記録)のライドでした。いずれの日も最低気温はマイナス2度台、一番寒い時で-2.8度が表示されてました。
初回は途中で雪が残っていて引き返しましたが、二度目、三度目のライドでは127km獲得標高1277m、131km獲得標高1252mで平均スピードはほぼ29.5km/h~30km/hと本人的にはそこそこ走ったつもりでしたが、あまりスピードはでませんでした。ま、途中下りのワインディングでは残雪の溶けた水が凍っている可能性があるのでスピード抑えめだったのと気温が低いせいかあるいは単なる劣化してるだけなのか(笑)

結論から言うとパールの半防風のアームウォーマーではさすがに力不足でしたが、RaphaのShadow ArmWarmersならなんとかいけるという感じでした。

最初から最後まで、そして途中休憩の時も特にウインドブレーカーの類を着ることもなく過ごしました。
insulatedシリーズの素晴らしいところは途中の休憩等でも体が冷えにくいのです。
また0度付近のダウンヒルでも体幹部を冷たい風から遮断してくれるのですね。そしてJacketと違って最高60km/hくらいのダウンヒルでもほとんどバタつくことなく下れました。
ただ、別の日にはバタついた日もあるのでジレのポケットに重めのものを入れた方がよさそうです。

後ろ見頃は伸縮性が高いとは言えませんが、そのせいか若干防風性もあるのでしょう、そよかぜレベルでは背中が寒くなる感じもありません。それでいて前を開けると熱気と湿気は十分に排出されます。
気温10度近くで登り等強度高めだとやはり前を開けたくなるので、これが前後中綿の入っているBrevet Insulatedだと強度高めだと暑くなりすぎだと思います。

でもって汗冷え?うん、全く問題ありません、なんせ前を開けると冷たい風が入ってくるのとGiletとAero Jerseyの組み合わせだと一番汗をかく脇の部分がほとんど全くと言っていいほど防風、防寒されてないわけですから下手なジャケットはもちろん、下手な冬物ジャージよりも脇の下の乾きが速い=インナーの吸う汗の量が少ないわけです。
もっと寒いところを走る、あるいはもっと暖かいところを走るサイクリストは下に着るジャージや組み合わせるアームウォーマーによって冬のライドの幅がかなり拡がるわけです。
なんせ脱いでしまえるものばかりの組み合わせですからね。

いままでのジレやアームウォーマーだとここまでの寒さには耐えられなかった(少なくとも私には)
のが走れるようになったわけですからね。


返す返すもInsulate Jacketの手抜き極まりない造りが惜しい。

因みにこの時期のウインドブレーカーはRapha Core Rain Jacketを持っていきます。
ProTeam LightWeight JacketやPack Jacketよりも重いのですが、防寒性が高く、Classic Wind Jacketよりも軽く防水性、耐寒性に優れているためです。
この時期一番怖いのはパンクをはじめとしたトラブルです。特にボッチで走ることの多い私の場合死活問題です。ちょっと生地がゴワゴワしてかさばるし少しでも気温あがると暑くなるのですが、そこは仕方ありません。

本来ならユニクロのウルトラライトダウンでも持って行きたいところですが、さすがにそこまでは・・・。

まぁとにかくこのCore Rain Jacket通勤に使ってますが、さすがにRainと名がつくだけあって防水性は高いです。一時間程度の雨なら全く問題ありません。
ただこれまたさすがRaphaというべきか詰めが甘くて、まず後ろ部分が短くて普通のビブ等だとお尻が盛大に濡れます。そしてチャックが途中で引っかかりやすく片手で締めることができないことが多いのです。本当に走ってテストしてるのか?と不思議で仕方ありません。
世界でも最も厳しいサイクリスト達がどんなライドをしているのか見てみたいものです。
あ、ProTeamじゃないからなのか?まぁ、いいんですけどね。
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そしてRaphaのProTeam Shadow ArmWarmerですが、これがまたなかなか素晴らしい。
完全防風というわけではなくおそらくCastelliのPerfetto に使われてるGOREのWindStopper Lite
より(わずかな)通気性があるように思います。その分熱や湿気がこもりにくくかつパールイズミのウインドブレークライトアームウォーマーよりも防寒性が高いのです。
つまりちょっとしたジャケット並みの防風、防寒性と言えます。
それでいて数gですがパールイズミのアームウォーマーよりも軽いのです。

惜しむらくはサイズが私の場合Mサイズだと微妙に緩い、Sサイズでちょうどというサイズ感。数年前に買ったRaphaのアームウォーマーはMサイズでぴったりだったのでProTeamシリーズのメタボ化の影響はこんなところにも及んでいるのかと残念でなりません。
だいたい上腕部の太さが29cmの私がRaphaの表記だと25.5cm以下となっているSサイズでぴったりってどういうこと?

そしてもう一点は高いこと。パールイズミの倍以上の価格。
付け加えておくと生地の伸縮性はあまり良いとは言えないのでレッグウォーマー等は考え物かも。
足の動きが若干さまたげられるかもしれませんね。

まぁ、そういう訳で前回散々けなしたJacketの仇をGiletでとった形になりました。
なんだかんだと文句いいながらですが(笑)
そして前回褒めたCastelliのPerfetto Long Sleeve Jerseyは早くもお役御免になってしまった
訳です。あ、もちろんコスパで考えたらPerfettoの圧勝ですよ。なにせ今回のGilet(セール価格)とShadow ArmWarmersの価格をあわせるとPerfettto3着近い価格になるのですから。


もちろん半袖のPerfettoの方はもう少し気温があがったら今回買ったShadow ArmWarmers、あるいはパールイズミ及びCastelliのナノフレックスアームウォーマーと組み合わせて使いますよ。
下手な前面防風後面通気性をもったジャケットやジャージよりも使い勝手よいのは確実ですからね。

Shadow ArmWarmersと組み合わせれば前面防風後面通気性をもったジャケットやジャージより低い気温で普通のアームウォーマーと組み合わせればより高い気温で、もちろんアームウォーマーなので長い登りや高強度の際にははずすなり手首までずらすことで対応できますし。

さて話は変わりますが、次回はBONTの新作シューズHelixのインプレ予定。
おいおい、Lake CX301はどうしたんだよ。お前BONTだとソールの反りが合わないとか言ってなかったか?と言われそうですが、S-Works Tarmac SL6だとLake CX301ではソールがしなり過ぎるのかペダリングが重く感じるのです。S-Works6やBONTの方がペダリングが明らかに軽いのです。
明らかにフレームに対して剛性不足。うーん、なかなか難しいもんですね。

で、なんでBONT?というのは次回に書くとして実は別のシューズと迷ってます。Giroの新作の超軽量シューズも検討したのですが、踵が軽量化のために交換不可、アッパーのホールドが緩い、一番問題の踵のホールド感が改善されてなさそうということで見送り。

で、なんで迷っているかというと最近のトッププロのショートクランク化の流行に関係します。
思ったのが単に短いクランクを使えばいいってもんじゃないんじゃないの?ってこと。

単にクランクを短くすれば回転数はあがるけど、トルクは下がるわけです。でもトルクをあまり下げることなくクランクを短くして回転数を上げられるとしたら?

某ITさんのブログでクランク長が2.5mm変わると約3.5Wパワーが変わるという話題がありました。
もちろんこれは回転数(ケイデンス)が同じだった場合です。クランクが長くなればトルクが上がるので同じケイデンスを維持できればパワーが約3.5W上昇するのです。でも基本的にはクランクが長くなればケイデンスは落ちるのが普通ですよね。ですので結果としてパワーは上がらず、だったら回しやすい短いクランクの方がいいんじゃね?っていうのが最近の傾向なんですが、実はそれだけじゃないとしたら?

逆に言えばクランクを短くすれば多くの場合ケイデンスは上がるのです。その時トルクをあまり下げないでケイデンスをあげられるとしたら?
実はトッププロは意識してかしていないかはわかりませんがそういう方法(トルクを下げず回転数をあげる=パワーが上がる方法)をとっているのではないかと思ったのです。

そのあたりの簡易的な実験をしてからシューズを決めようかなと思っているのですね。
もちろんパワーメーターもっていない私の場合、単なる感覚によるもので実験というにはあまりにも
感覚的、主観的なお粗末な結果になるのは確定的なんですが。

そしておそらくその結果はBONTのシューズのある大きな欠点(もちろん人によっては利点)が露呈することになるんじゃないかと思います。
ま、対処法があるんでその対処法を使えばいいだけなんですけどね。
今まで何度となくBONTのシューズを使い結局なんか違うなぁと他のシューズに変えることになったその原因が判明することになります。
それによっては他のシューズにすることになると思います。

ま、もし次回までに結論が出なかったらペダリングについて書きますかね。
私の場合、前述したライドの記録を見ると大概登りで4W/kgくらいで登ってます。ライド後半でも変わらず4W/kgなら登れます。

というのも4W/kgくらいなら大して力を使わないで登れるからです。だいたい力を入れずにかつ休まずに登ると4W/kgくらいになるんですよね。そのくらいで登る時は踏むのは全く意識してません。心拍数は150台、まれに160台に入る時もありますが、ほぼ150台です。(Garminの腕時計型心拍計なのであてにならないところもありますが)鼻歌まじりとは言いませんが、きつくはないといったところ。全力の時は170台中盤から後半で登ることが多いです。

どうも他の方のブログとか読むと結構4W/kgが厳しいという人が多いんですよね。
しかも結構なトレーニングもやっていたり。
私はとうに50を過ぎた親父(爺?)ですし、そこまで飛びぬけた身体能力があるとも思えません。
となると違いはペダリングスキルなのかな?と思ったわけです。
タイトルにするとしたら富士ヒルでシルバー目指すためのペダリング?ヤビツで38分台で登るペダリングテクニック?おおげさ?(笑)

たまに遭うサイクリストに追いつき、追い越す時によくもったいないなぁと思うんです。
ごく基本的なことができてないので力を出せてないなと。そりゃペダリングの基本ができてなくて力をだせないから筋力に頼って結果疲れるよなと思うことが多々あるんです。

私ごときのレース等の実績もないまた専門家でもないので支離滅裂になりそうなおっさんのごたくにどれほどの需要があるかわからないのであくまで気が向いたらということになりますが。













2018.01.18     カテゴリー :   未分類

Rapha ProTeam Softshell Jacket VS Castelli Perfetto Jersey VS Rapha ProTeam Insulated Jacket 冬ジャケットインプレ

まぁ、ほぼ9年近く愛用していたRaphaなんですが、昨年より急速にCastelliに鞍替えしつつあります。
まずはなぜRaphaからCastelliになりつつあるのかその経緯から。

画像9 
最初のきっかけはずばりRaphaのフィット感が変わったことでした。明らかに以前に比べルーズフィットになったためです。因みに私は身長176cm、体重は65~68kg、体脂肪率は15%を下回ることはまずないというガチで走っている人からすれば問題外のぽっちゃりさん(もちろん普通の人基準なら太くはない)です。肩幅41cm、胸囲92cm、ウェストななじゅうゴニョゴニョてなとこです。

フィット感が変わったことに気づいたのは2016年に購入したProteam AeroSuitがあまりにも・・・な出来だったことからです。

このエアロスーツはスケスケなんですよ。リンク先の写真はアンダーウェアを着ているのでわからないんですが、まぁ、直に素肌に着て街に出ると逮捕されるんじゃないかというレベル。
かと言って乳首が見えないようなアンダーだとある程度厚みがあり,すけない生地になるため暑いし余計な重量も増えるしでほとんど着用せずじまい。

仕方なく半袖のProteamAeroJerseyのMサイズを購入したのです。それまでProTeamシリーズはずっとMサイズだったので、なんの疑いもなく。

ところがこれ着て走ると下り坂等で風でバタつくんですね。エアロでバタつくとか意味ねぇとか思いつつも長袖も買ってしまいました。これまた当然バタつくんですよね。ちょっとそのころからタイトさが足りないなぁと思ってはいましたが、決定的だったのが、以前書いたようにProTeam Softshell Jacketがモデルチェンジ前のSoftshell Jacketに比べルーズフィットになっていたことでした。縦のサイズは変わってないのに横幅が大きくなっていたんですね。

脇の排熱、通気性のための穴もなくなり強度高めで走ると暑くてしょうがないと現行モデルは改悪としか感じられません。さりとて寒さに強くなったとも思えないですし。何よりSサイズになったことで妙に丈が短くてみっともないんですよね。これで以前のProTeamシリーズよりもルーズフィットになったことを確信しました。

そのため長年慣れ親しんだRapha以外のものを探すことにしたのでした。
まぁ今なら魅力的なブランドも結構あります。PNSとかMAAPとかSASとか。。。
その中で今更感のあるカステリにしたのはなぜかというとですね。

エアロスーツがあり、重量や対応温度が表記されているものが多く、外通なら価格も安いという点でした。重量の表記してるメーカーって素晴らしい。デザイン的にはあのサソリマークが余り好きではないんですけどね。
まぁ新興ブランドもいいけど一度老舗のもの買ってみよう的なとこもありカステリのエアロスーツを買ってみたのが昨年の夏でした。

で、詳しくはまたいつか書きたいと思いますが、これが良かった。空力、涼しさ、快適性すべてにおいてRaphaのエアロスーツを上回っていてちょっと感動したんですよね(フラグ)

で、これはいいということで冬物にちょうどセールで(色によっては)12000円もしなかったこともあり同社のPerfetto Jerseyの長袖を買ってみたのです。サイズはSサイズです。Sigma SportとかMerlin等で安いことが多いです。

最初に言っておくとデザイン、質感はRaphaのSoftshell Jacketの圧勝です。デザインは好みでしょうが、仕上げやジッパーの質感等Raphaの方が明らかに高級感があります。
それからジャージと言ってますが、一般的には明らかにジャケットになります。
脇の下の一部を除いてほぼ全面防風素材ですしね。とは言えカステリがこれにジャージと名付けたのも着て走ってみると分かるような気がします。

重量でいうと実測329gとRapha Softshell JacketのSサイズより30g以上軽量です。因みにカステリの公式ではLサイズ386gとなっています。対応気温は6~15度。
フィット感はというと横幅はRaphaのSサイズと同じかほんのちょっと緩いかも。丈の長さは前も後ろもカステリの方が長いです。前は1~2cmくらい長いかなというくらいですが、後ろの方は5cm以上長いですね。また、襟も1cmくらいカステリの方が高い(長い)。ちゃんと襟の首のあたる部分だけくびれてます。20180117_201951.jpg

腕回りはカステリの方が一回りは細いというかRaphaのジャケットって5~6着もってますが、どれも腕回りが太い。ジャージはそんなこともないのに。
空力的には腕回りの空気抵抗って大きいので早く走るということを考えるとRaphaの方が不利になります。
で、Raphaの長袖って無駄に長いものが多いんですが、Perfetto Longの場合はほんの少し長いかなという程度。海外製だから腕の部分が長いというのは必ずしもといったところ。
下ハンの一番遠くをもってほんの少し余裕がある程度。つまり私にはジャストサイズ。
全般的にRaphaよりもタイト&スリムフィットということが言えます。

ガチで走るわけではない私がルーズに感じるのですから、そういう層にマーケティング的に照準を合わせたであろうRaphaはファッションサイクリスト、ポタリング向けのブランドになってしまったと思わざるを得ません。実際使ってみて私レベルですらスピードを上げると「ん?なんだこれ?」的なアラが見えてくる製品が多くなってきてますし。

で、カステリのPefettoですが着て走ってみるとですね。やはりまたこれがいいんですね。
まず、防風性能という点では正直Rapha Softshell Jacketに劣ります。ほんの少し風を通す素材を使ってます。かと言ってRaphaに比べて極端に防寒性能が落ちるという訳ではありません。
ほとんど同じかほんの僅かに劣るかなというレベル。
気温3度くらいの中5kmのダウンヒルならまぁオッケー、それ以下だと寒くなってきます。
2kmくらいだったらマイナス1度のダウンヒルでも大丈夫でしたが5kmくらだとウインドブレーカー等を羽織った方が無難な感じです。

逆に脇の下が通気性のある生地を使っている上に、脇腹にベンチレーション用のジッパーがついているため逆に暑い方には圧勝です。脇腹のジッパーの取っ手が小さいので冬用グローブで頻繁に上げ下げはしずらいという難点はありますが、開けると結構効果はあります。Raphaだと10度超える温度でヒルクライムとかだと汗だくになりますが、カステリの方は17~18度くらいまではなんとかいける(3~5kmくらいの登りなら)レベル。対応気温の幅がランクが違うというくらいに違います。
メインのフロントジッパーはちゃんと取っ手に安っぽい簡易的なものですが、一応カステリマークのものがついて冬用グローブでもなんとか上げ下げできるようになってます。
もう何度も文句を書いてますが、Raphaの冬用ジャケットは取っ手を若干大きくしているものの頻繁にジッパーを上げ下げするような状況では使いずらいのです。

また、全面撥水生地の上、後ろが長いので雨上がりの一部路面が濡れているところでもしっかり水をはじきます。Raphaだとお尻が濡れてしまうようなところでも大丈夫でした。
このあたりも飾りじゃない実際的な造りになっていることが感じられます。

そしてRaphaとの一番の違いは透湿性。
脇の下の通気性素材、脇腹のベンチレーションでそもそもRaphaよりも汗だくになりにくいというのもあるんでしょうが、このカステリのPerfetto jerseyの素材として使われているGOREのWindStopper生地がいいんでしょう。インナーの乾きがRaphaより圧倒的に速い。
完全防風ではなくわずかに風を通す素材が肝なんでしょうね。なのでジャケットではなくジャージなのかな?と思いました。
今まで私はインナーが重要であってアウターなんてぶっちゃけなんでもいいんじゃね?くらいに考えていましたが、考えを改めました。インナーが最重要というのは変わりませんが、アウターもかなり重要なんですね。インナーがピッチャーだとすればアウターはキャッチャー。

優秀なピッチャーを生かすも殺すもキャッチャー次第というのと同じですね。
昨年はミレーの網タイツかファイントラックの上にクラフトとかモンベルのLWとかミズノのブレスサーモとかを着ていたんですが、Perfetto Jerseyにしてからミレーとかファイントラックが必要なくなりました。クラフトやらモンベルのインナーを直に着ても汗冷えしなくなったためです。
なんだかんだでジャケット自体の軽量性、インナーのためのインナーが必要なくなったので100g近い軽量化になってます。冬は持ち物が増えるので結構地味に効いてきます。

ポケットに関してはけっして大きいとは言えないもののRapha Softshell Jacketの方はポケットにコーティングしているため真ん中と右後ろのポケットの伸縮性が悪く結局容量的にはカステリの方が大きいという感じです。

という訳で、もちろんこまめに温度調整のためにウインドブレーカー等を脱ぎ着きするなら長袖ジャージにジレとかの方がいいんでしょうが、私のように面倒くさがりでいちいちあまり脱いだり着たりを頻繁にしたくない人間にとってはこのcastelli Perfetto LongSleeve Jerseyはかなりおすすめです。

着るものはイタリアものに限るとはよく言われますが改めて自転車用ウェアでもそれを感じた次第。
夏物のエアロスーツにしても冬物のこのジャケットにしてもある程度以上速く、あるいは高強度で走るとRaphaとの差がはっきりとしてきます。開発に携わっている人が分かっているのかあるいは老舗ならでは知見が活かされているのかわかりませんが。

因みにこのジャケットの性能の良さに気をよくして追加で半袖のPefetto Jersey(8600円)とナノフレックスという撥水生地を使ったビブショーツ(これまた8000円台)も買ってしまいました。これだけ買ってもRaphaのSoftshell Jacketのセール価格と大差ないというね。もう、バカらしくてRaphaとか買えません。半袖の方はさらにタイトフィット、丈も前も後ろも少しだけ長袖に比べ短めになってます。下に着るインナーが少ない分、タイトにして空気抵抗を減らそう。防寒性能も長袖ほど必要ないので短くして軽量性を上げようと意図したものと思われます。Assosあたりもそんな感じですので。

因みにビブのパッドは正直RaphaやAssosに比べるとちょっと落ちるかも。エアロスーツに使われていたKiss Air2というパッドは全然気にならなかったのでナノフレックスビブに使われているKiss Air(
2じゃない方)の問題かも、まぁすぐに慣れる?なじむ?くらいの差ではありましたが。

と馬鹿らしくて買えないと舌の根も乾かないうちに買ってしまったのが、Pro Team Insulated Jakectな訳です。いや、もうね、提灯記事なんだろうなと思いつつもこの記事の中にある一文「ウエアでここまで感動したのは久しぶりのことだ」
にやられてしまったわけです。さらに軽量というのにも惹かれました。購入したサイズはMサイズ。
えぇえぇ、わかってます。お前さっきMサイズじゃ緩すぎと散々文句たれてたじゃねーかと。

ではなぜにMサイズにしたか?

先ほどの記事の写真に注目してみてください。上から2番目(製品写真も入れると3番目)のライターさんがスタンディングで乗ってる写真です。カフ(手首部分)が結構長めのグローブしてますよね?それにも関わらずグローブとウェアの間から素肌が見えてます。Raphaのサイトの海外の方のレビューでも袖が短いというレビューがあります。冬用ウェアで隙間があるなんて最悪じゃないですか?

という訳でMサイズを購入、駄目なら交換のつもりでした。
結果としてはこの判断は正解でした。Raphaのジャケットにあるまじき袖の短さ。
Mサイズでもけっこうギリギリです。Sサイズならほぼ間違いなく袖とグローブの間に隙間ができていたでしょう。なんなんですかね?この製品によってまちまちな袖のサイズ感。
意味があるならいいんですが。
当然Mサイズなので横はゆるゆる。下にジャケット着ても着れます。そういう想定なんでしょうか?
ジャケットに上に羽織るために袖が短い?でも袖の手首部分は結構タイト目なんですよね。
驚くのは腕回りの太さ。太ももはさすがに無理ですが、ふくらはぎなら余裕で入るくらい肘から肩にかけての部分が太い。どんな体型の人を想定しているのかさっぱりわかりません。
かなりマッチョで腕が短く手首が細い人?走る前から不安になります。

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まぁ室内で羽織ってみてもそこまで暖かい感じはありません。まぁジャケットよりは確かに少しだけ暖かい感じはしますが。まぁサイズが大きめだからでしょう。フィットしないウェアで体とウェアの隙間が大きいと空気が温まらないので寒いんですよね。

ただ、その不安を吹き飛ばして期待させるのが軽さです。実測でカステリのPefettoジャージよりも100g以上軽いのです。軽い上に生地が柔らかいので動きやすい。着ると明らかに軽いし、これで防寒性能がジャケットと同じくらいあって排熱性も優秀ならと期待を抱かせます。

で、実走です。この日は最高気温12度くらいで風が強いという日でありました。
結構な向かい風の中走っていると・・・・バタバタバタバタ・・・・
速度が32km/hくらいを超えると袖がバタついてうるさい。
前を開けると多少ましになりますが、それでもバタつく。下りで踏んで40km/hくらいになるともう
バタバタを超えてブゥオーンと唸るレベル。
うるさくて前を開けると袖がパラシュート状態でエアブレーキ(笑)

音がすると嫌なのが後ろから車等の迫ってる音が全くわからなくなることですね。ある意味安全性にかかわる問題なのです。

気温が下がってくると確かに遮断性の高さは分かります。前から冷たい風が当たっても寒さを全然感じません。このあたりはただの防風素材と格が違います。また登りで前を開けると熱と湿気が一気に抜ける感じもありこの部分は高評価です。

ただ、最悪なのが気温が下がった時の下りです。暖かい季節になにかの拍子に走ったりして暑くなってシャツの前をつまんでパタパタさせた経験は誰しも一度や二度はあるはず。
なんのためかって?熱い空気を排出して冷たい空気を取り入れるためですよね?
ウェアがバタつくとそれと同じことが起きるわけです。しかもこのPro Team Insulated Jakectは背面が通気性素材な訳です。パタパタはためくと後ろから暖かい空気が逃げ代わりに冷たい空気がはいってくるんです。3度ほどの気温の2kmほどの下りでもう寒くてたまりません。うるさい上に寒いというね。帰ったら速攻オクに流すことを決意しました。
私のRapha歴の中でも最短で嫌になった製品です。
あ、因みにCity系の製品はそう悪くないですよ。通勤に使ってますが、耐久性も高く、まぁ通勤程度の距離とスピードならそんなに不満もありません。パンツなんてもう3年くらい使ってますが全然大丈夫。さすがにちょっと色褪せしてきたのでセールで買い替えましたけど。
ただしWool Coatはやめた方がいいです。ちょと動くたびにパサパサとビニールシートみたいな安っぽい音がします。バタつきとは違いますが、うるさいです。

おっと話をもとに戻しましょう。これジレの方だったら評価はもっと違ったものになったかもしれません。このジャケットにしてもちゃんと意味のない腕回りの太さと袖の長さを修正して仕立て直せばかなりいいものになったでしょう。素材は悪くないので。
もちろんゆるポタなら悪くないと思います。30km/hくらいならバタつくこともないし。


この記事を書いたライターさんも乗っているのがキャノンデールのSLATEなので風の強い日の向かい風でそんなにスピードも出なかったし、下りも舗装路ではなかったためにスピードも出なかったんだろうという好意的な解釈はできなくもありません。

それでも一言わせていただきたい。「ウエアでここまで幻滅したのは久しぶりのことだ」と。































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