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2016.01.23     カテゴリー :   ホイール

Mavic Cosmic Carbon Ultimate ヒルクライム&総括

いやぁ、今年の冬将軍は実にぬるいぜなんて大口たたいておったら本気だしはじめちゃいましたね。
相変わらず、年末・年始は繁忙期につきなかなか更新できません。←いやいつもだろ!

あらためて明けましておめでとうございます。おっ・・・
P4173762-d.jpg

で、いよいよMavic Cosmic Carbon Ultimateのインプレ最終回です。

ヒルクライムということですが、この寒い中長い登りは気分的に登る気になれない軟弱者なもんで比較的よくいく
Kaburi峠というSTRAVAのセグメントを攻めてみました。BORA Ultra50では3.8km7%の勾配で13:36が最高だったのですが、
その時に比べて風は山からの吹きおろしで完全逆風だし、ウェアも真冬装備で1kgくらい増えてるしで、結果は13:26と
なかなか微妙なタイム。

まぁ3.8kmという短い距離と考えればまぁいい方でしょうか。
kabuki.jpg

登っている間のBORAとの差はCosmic Carbon Ultimateの方が力がかかる時間が長く感じます。それとダンシングの時の伸びが良い。
まとめるとこのMavic Cosmic Carbon Ultimateというホイールは乗り心地も良く平地、登り、スプリント含めあらゆる場面での
能力が高くまさにUltimateと名に恥じないホイールだと思います。
欠点といえば見た目がちょっと貧相。横風にはリムハイトがより高いZIPP303にも劣る(恐らくはエアロ性能も)ということぐらい
でしょうか。

ちなみにこのKaburi-togeというセグメントでのLEBAS Thomas氏、 Kazuo INOUEさん、Takero Terasaki さんはなんとブリジストン
アンカーに所属のプロ選手のようですね。3位の方は白石峠を21分台で走るとんでもない人なんですが、その人に1分かそれ以上の差をつけて登るなんて只もんじゃねぇ、と思って検索したらほんとに只者じゃありませんでした。(笑)

ちなみにTakero Terasakiさんはこのセグメント全然ガチに登ってませんね。ほかの峠のタイムからして。まぁほかの二人にしても
どの程度本気で登っているか疑問ですが。やっぱプロすげぇという当たり前の感想しかでませんな。

ほんとはこれを書いてる今日も行こうと思って、途中まで登ったんですが・・・・。
雪降ってから10日近くたつというのにまだ溶けてない。途中から完全にアウトだったので梨花CCというセグメントを登ってきました。
結果は8:02
梨花

例年12月~2月一杯は峠というものに近づきもしないので調子いいんだか悪いんだか見当もつきません。
この時期に峠に登っている自分にビックリです(笑)人間変われば変わるもんだ。

だいたい自分がどちらかというと速い方なのかもと思い始めたのがSTRAVAをちゃんと使い始めた昨年の4月以降ですからね。
それまでは私かなり本気で中くらいだろうと思ってましたから。
白石25分とかヤビツ(名古木スタート)35分とかで普通なんだろうと。
ヤビツ40分で初心者卒業みたいなのをどこかで見たことあってそれ以降ヤビツ峠は35分くらいが中級者なんだろうと思いこんで
ました(笑)白石25分切れるからヤビツも35分前後と推測され、あ、うん、よし全体の真ん中くらいの速さだなと(笑)

峠や平地で他の方を抜かすことがあっても「ああ、この人たちはきっともう何本も峠登ってるだろうなとか、もう結構な距離走っているんだろうな」とかある意味お人よしなことを考えてました(笑)
いつもボッチで走っているから比べようもなかったし。

50になるトレーニングもしてないおっさんが速い訳がないと。まぁ実際私なんかより速い人はごろごろいるし、速い人が必ずしもSTRAVAをやっている訳でもありませんからね。

という訳で今年の目標はダイエットです。←そっちかよ(笑)
恐らく私のベスト体重は60kg前後なんですが、現状正月太りもあって65kg超えてますからね。
一番いけないのは夜寝る前に食べてしまうことですね。しかもかなりガッツリと。
数年前に寝る2時間前には何も食べないというだけで60kg近くまで落ちたことがあるんでまずはその方法で痩せたいんですが、
何せ意志が弱い私にできるかどうか。。

なんだかCosmic Carbon Ultimateの話がほとんどなくなっちゃいましたが、相当いいホイールであることは間違いありません。

次回はまたしても無駄使いもいいところでまたしてもエアロヘルメットの話です。ああ、エスプレッソ飲みたい(笑)



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2015.12.11     カテゴリー :   ホイール

Mavic Cosmic Carbon Ultimate

前回に続きMavic Cosmic Carbon Ultimateのインプレです。
パリのテロの影響で大幅に到着の遅れた前輪をやっと装着しました。
したのは良いけれど今度は私が体調を崩し、乗れない状態に。。。

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本日ようやく前後輪そろってのインプレとなります。
まず、前輪なんですが、乗り心地いい!

正直R-sys SLRの前輪のあの酷い乗り心地の件があったのでビビっていたんですが、同じカーボンスポークとはいえ
全く別物です。まぁ、形状からして全く違うのですけどね。
前輪にはコンチのアタックチューブラー。乗り心地が悪いと評されることの多いコンチのチューブラーですが、私自身も
乗り心地という点ではコンチのチューブラーは良いとはとても言えません。

そしてなんだかするする進む。
やはりここはリムが軽いんですかねぇ?まぁ、この点はZIPPのタイヤが7~8000kmは走ったコンチのスプリンターというのも
あるかもしれません。乗り心地もタイヤの差もあるとは思いますが乗り心地に関してはそれを差し引いてもというくらいの差が
あります。

このホイールではBORA Ultra50にラテックスのチューブラーを履かせた時より乗り心地がいいのです。
ちょっと定かではありませんが、この乗り心地の良さはシマノのWH9000-C24にラテックスチューブ並みではないかと思われます。

KIMG0224.jpg

後輪に関しては前回の印象と変わりません。とにかくこちらも柔らかいのに速い。加速は恐らくフルクラムのRacingZeroに引けはとらないかと。
これだけ快適性と動的性能を両立したホイールはそうそうないかと思われます。
TIME RXRSもそうですが、やっぱフランス製だね~っていうね、乗り味がありますね。

ただね、そのせいか妙にスピード感がないですね。
いや、これは私が病み上がりだからかもしれませんが。

向かい風で結構一生懸命漕いでるだけどいまいちスピードが伸びないなぁ、体感的に33~34km/hくらいかな
とメーターを見ると38~39km/hだったりとか。

エアロ性能はわかりませんが、横風に対する耐性はZIPP303と同じか若干落ちるかというところです。
やはりきしめんスポークは駄目ですね。とはいえBORA ultra50とは明らかに別物。
あまり気を使わなくともよさそうです。

コーナーリングに関してはわかりません。普通かそれ以上に良さげです。
他のホイールと明らかに違うのは曲がりはじめの時に引っかかる感じがなくすぅっと曲がっていきます。

普通のホイールは曲がるときに荷重をかけると一瞬、ひっかかる感じのあと曲がりはじめるんですが、
このホイールにはそのひっかかりみたいなものが非常に少なく曲がっていきます。
というかこのホイール履くまで、他のホイールだと曲がりはじめにひっかかる感じがあることに気付いてませんでした(^^ゞ

なので慣れないと思った以上に曲がっていくようなところもありますね。

ブレーキに関してはやはりBORA Ultra50やZIPP304にはちょっと劣るかも。
特にブレーキシューがリムに当たった瞬間の初期制動がよくも悪くも弱い感じです。
ただ、まぁ90点が80点になるくらいの感じで大きな不満にはなりません。
むしろコントロール性という点ではMavic Cosmic Carbon Ultimateの方が上かも。

という訳で、柔らかいのに剛性が高い、速いのに快適という相反する要素が高いレベルで両立したホイールという
意味でまさにUltimateと言ってもいいホイールですね。

あ、そうそう前輪の重量ですが、500gジャストと公称より20g以上も軽かったです。前後輪トータルで1182gと
公称よりも軽くなりました(笑)

唯一の不満は見た目の貧相さかな。マビックホイールの中でもかなり貧相な部類ではないかと。
見た目のためにわざわざカーボンディープホイールにしたのに(笑)
これならディープでない軽いクリンチャーホイールでも良かったかもしれません。

ちなみに比較的最近のこちらでのチューブラーVSクリンチャーではクリンチャーに軍配があがってますね。
タイヤの精度がクリンチャーの方が圧倒的に高いですからねぇ。
転がりの良さはクリンチャーの方が全然いいですもんね。
チューブラーの良さは反応の良さでしょうかね。次回は私もカーボンクリンチャーかも。いや、もしかしたらその時は時代は
ディスクホイールということに???

KIMG0211.jpg

あ、そうそう、もうけっこう前ですが、ステムは結局シマノのVibe7sの130mmで落ち着きました。
心配した乗り心地もこのくらいの長さになるとまぁ許容範囲内といったところ。
もちろん硬いけど余計な微振動がなくシャープで乗り味が高級になりました。

一度真っ黒に塗って気に入らなくて塗装を落としてまた塗ってと間近で見ると悲惨な出来ですが、パッと見はいい感じに。
シマノさんお願いだからこのくらいシンプルなデザインにしましょうよ。

今回のホイール変更で全く乗り心地も問題なし。というかプロはよくアルミステムであんなに連日長距離走れるんだろ?
って思ってましたが、これくらいの長さになるとアルミで十分ですね。むしろ下手なカーボンでこの長さだとたわみそう。
プロが長いステムを使うこと多いのは落差と同時に乗り心地の点でも必然なのかも。

次回はヒルクライム編。といっても病み上がりだからタイムは期待できませんと予め予防線をはっておく(笑)

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2015.11.19     カテゴリー :   ホイール

Mavic Cosmic Carbone Ultimate 暫定版

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なんだかんだでここのところ所用があったり天気が悪かったりで全く自転車に乗れてません。今年の1月、2月を除いて今月は1000kmも乗れないかも。ま、昨年の今頃は骨折で全く乗ってなかったことを考えるとまだましなんですけど。
なのでGoMoreスタミナセンサーのキャリブレーションもできてないんですよね。
ローラー台でも持ってりゃとっくになんでしょうが。
なのでまだ100kmも乗っていないホイールのちょインプレでも。

そもそもホイールを買おうと思ったのはですね。まぁ、私のブログのDOGMAの写真を見ていただくとわかるかもしれませんが、
かなりの割合で前輪ZIPP303+後輪BORA Ultra50の組み合わせで乗ることが多いんですよ。

性能、特にエアロという点においてはBORAの方が明らかに有利なんです。それなのにZIPPを使う理由はやはり横風ですね。
まぁ特に風の強い日でなければ横風の影響はたいしたことないといえばたいしたことないんです。
ただ、例えばヤビツ峠に自走する時なんかは都内を抜けて往復190kmとか走ることになるんですが、そのわずかな差でもやはり
交通量の多い道をそこそこの距離を乗ると気を遣うことになるんですよね。

あと風が強い日(風速10mとか)に2度ほど都内方面を走っていた時にビル風?というんですかね。建物と建物の間を抜けて
くる風で前輪が持ち上げられて10cmとか15cmとか横に吹っ飛ばされたこともありちょっと怖い思いをしたこともあります。
そもそも風の強い日にディープ履くなよって話ですが。

結局前輪ZIPP303使うことが多いとBORA Ultra50意味なくね?って話になっちゃう訳ですね。常用するにはリムハイト45mm
までが限界かなぁと漠然と思うことが多くなっていたんです。

そして、もう一つの理由、むしろこちらの方が主な理由となるんですが、7月くらいにブログにちょこっと書きましたが、あれほど
こきおろしていたMavic R-sys SLRなんですが、DOGMA F8に履かせて走った時の感触が思いのほか良かったことがあります。

SuperSixEvoとの組み合わせでは何度も書いたようにもっさりした感じだったのが、DOGMA F8との組み合わせだともっさり、べったりした感触が綺麗に払底されわずかに重厚な乗り味とトルク感の感じられる乗り味となったのです。

ま、SuperSixEvoは10速、DOGMA F8は11速なのでリアのカセットを交換し、ブレーキシューを交換し、ブレーキ調整をしという
めんどくさい作業が発生するので前輪ZIPP303+後輪R-sys SLRという見た目はもうねっていう組み合わせで自宅の近所を20kmほど走っただけだったんですが、正直BORA Ultra50との組み合わせよりいいかも?と思わせる乗り味でした。

フレームとホイールの相性って難しいですね。とにもかくにも、見た目の点で40mm~45mmリムハイトのホイールを物色することに。何度か書いたようにクライマーではないので平地の巡行も捨てきれないんです。

で、リムハイト40mm~45mmまで重量は今より重くしたくはないので1300g以下という条件だとものすごく選択の余地がない。
3T、FFWD、Mavicくらい。47mmであればコリマとかLightWeightなんかも入ってきますが、横風に対する影響が検討がつかない。
3Tは新型のホイールが出たばかりでよくわからない。実質FFWDとMavicの2択。

まぁ、ちょうどその二つのホイールを使って比較している方のブログや他のCosmic Carbon Ultimateを使っている方のインプレから
してもこれはCosmic Carbon Ultimateだろうと。

気に入らない、あるいは不安材料はいくつか。
まず、ワイドリムでない点。今時ワイドリムでないので空力はどうなのよ?という点。検索してもやはり空力という点では若干
劣るみたい。非ワイドリムに加えてスポークが幅広きしめんスポークなんですよね。きしめんスポークは空力面では明らかに不利。
まぁリムハイト35mm相当の空力と考えればいいのかなと。

あと国内でも国外でも結構壊れたという方が。。。リムを割っちゃうみたいなんですが、正直買う前までは今までかなりの期間
カーボンチューブラー使ってきてリムを割ったという経験はないので大丈夫だろと思ったんですが、、、、届いたブツをみて思い
ました。これ、気をつけんと割れるわ。
リムの形状がね、他のカーボンチューブラーとちょっと違ってるんですよね。これについては後日写真でもアップしましょう。
それとこのホイール振れても調整等ほぼできません。リアホイールがちょっとだけ調整できるかなというくらい。そこがちょっと不安。

といいつつ結局選んだのはMavic Cosmic Carbon Ultimateな訳です。
実はこれ書いている時点で前輪が届いていません。発注はしてありますが。
Comic Carbon Ultimateはベラチさんで前後バラ売りをしてまして、まず乗り味に占める割合の大きいと思われる後輪だけ買って
みて気に入らなければとっとと売ってしまおうというね、せこい考え。
結果的には送料考えたら前後セットで頼めばよかったと後悔してます。
調整も何もできないんであればどこで買っても大差ないだろうってことで迷わず一番安いベラチさんで。
国内価格だととても買えませんがベラチさんなら下手なとこで買うBORAより安く買えます。

で、届いたCosmic Carbon Ultimateのリアホイールの重量は約685gカタログよりちょっとだけ重い。Mavicというと重量詐欺
で有名ですが、このCosmic Carbon Ultimateに関してはほぼカタログ通りか下手するとちょい軽いという方が多いんですが、
残念ながらはずれだったようです(笑)

またこのホイールにはタイヤが付属してくるんですが、一部の決戦用といわれるものは除いて多くの23Cくらいのチューブラーは250g~300gくらいのものが多いんですが、こちらは231gと軽量でほぼカタログ通り。今まで見たチューブラーの中ではダントツに造りがよさげで真円度の高そうに見えます。
が、使ったことないタイヤで、ましては重量もいままで私の使ったチューブラーの中で一番軽いタイヤではホイールそのものの
性能がわからんだろうってことで、タイヤは使い慣れたコンチネンタル competition22C。

いつものようにセメントでタイヤを貼るのでベッドを作りタイヤを貼り初めて乗ったのがサイクルモードから帰ってきてから自宅の周りをちょっと走ったんです。もうね。めちゃくちゃ興奮しました。なんだこれ、すげーっ?!って感じ。

冒頭でも書いたようにここのところなんだかんだで自転車になかなか乗れず、でもちょい乗りの印象が忘れられず夜中に
皇居の周りを3周したのがこの間、都合100kmも乗っていない中でのインプレです。しかも後輪だけ。

それでもこのホイールは鮮烈な印象を残してくれました。ぶっちゃけBORA Ultra50がいらない子になっちゃいそうです。

まず、乗り心地、明らかにBORA Ultra50、ZIPP404よりいい。とはいえ凄く差があるというわけではありません。
コンチのチューブラーからベロフレックスとかヴィットリアのコルサに変えた時の差くらい。
それでもこの差はロングでは大きいはず。
ここはカーボンスポークが効いてるんですかね。とはいえR-sysの前輪は最悪の乗り心地だったのでカーボンだから乗り心地
いいというわけではないはずなんですが。

次に漕ぎ出しからの加速。
たいして変わらないといえば変わらないけどちょっとだけいい。
BORA Ultra50にしてもZIPP404にしても重量的に大きく差があるわけではないのでそこまで差が出ないんでしょうね。
それでもやはりリムが少し軽いのか軽快にスピードがあがっていく感触があります。
転がりの滑らかさはさすがにBORA Ultra50にかなわないので高級感はありませんが、乗り心地のよさと相殺されて不満はなし。
トルクの伝達能力はこの時点でも明らかにCosmic Carbon Ultimateの方が良い。重厚な乗り味になります。車でいえば排気量が上がったかのよう。それでいて軽快。

そして時速35km/h前後での巡行とそこからの加速
このあたりから他のホイールとの格の違いを見せつけてくれるんですよ。
BORA Ultra50のインプレの時にペダルへの入力に対してのロスが少ないなんて書いたのが恥ずかしくなるくらい。
すんません、こいつ(Cosmic Carbon Ultimate)は次元が違いました。
これが、リム~スポーク一体成型の威力なのか?!と。
サンダルで走っているのからちゃんとしたシューズに履き替えて走っているくらいの違いがあるというと言い過ぎか?
そして加速ときたら、思わず「なにこれ?!なにこれ?!」と口について出ます。
BORAなんかは明らかにスポークがしなって、しなり終わるとリムの硬さが感じられそれ以上踏み込んでも脚が負けてしまうので
脱力してという感じなんですね。
で、しなりきるまでの時間が短いので自然とケイデンスをあげて走ることになるんですが、たとえていうなら細いばねを硬い板の上においてそのうえでピョンピョン飛び跳ねる感じ。ばねが細いのですぐに板に底付きしちゃう訳です。
その上で高く飛ぼうとすると脚の力を使わないと飛べないですよね?

対してCosmic Carbon Ultimateは跳び箱の踏切板の上に太いばねをおいてそのうえで跳ねる感じなんですね。ばねが太いから
底付きしないし、ばねがある程度しなったらその下の踏切板もしなり始めるのであまり脚の力をかけなくても体重をかけるだけで
びよーんと高く飛び上がれる訳ですね。
言わんとしていることわかりますかね?すいません、説明が下手で(笑)
つまりあまり力を使わなくても同じ高さまで飛べるし同じ力であればより高く飛べるよってことです。
同じ力でペダリングしても伸びが凄いってことです。
だからCosmic Carbon Ultimateは剛性は高いんだけれども常にどこか柔らかさを感じる踏み味なんです。
私程度の脚力では踏み切れないというか。ま、しなると言っても基本的に剛性が高いので反応も早い。

皇居の周りをまわった時は2周目は平坦で信号以外は時速47~48kmで回っていたんですが恐らくBORA Ultra50ではほぼ全力の
力が必要な速度なはずですが、Cosmic Carbon Ultimateでは9割かそれ以下くらいのちょっと余裕をもった速度で走れてしまう
んです。しかも超気持いい。

続いては登り
これは後輪だけだし、ちゃんとした峠等を登ったわけではないのであくまで暫定の暫定なんですが、このホイールは負荷をかければかけるほど本領を発揮するようなところがありますが、そうなると負荷がかかり続ける登坂なんかはまさに水を得た魚な訳です。
鯔(BORA)よりも魚なのかよっ?!って突っ込みたくなりますよね?え?ならない?
・・・すいません、続けます。
当然登りは素晴らしく良い。いや、凄い。シッティングでは高ケイデンスで回しても低ケイデンスでトルクをかけてもよく登ります。
私の場合BORAで峠を登るとほとんどの峠でケイデンス85~95くらいです。それはBORA Ultra50ではペダリングの途中でトルクが抜けるようなところがあるのでそのトルクが抜けないピンポイントのところを狙って脚に力をこめて高ケイデンスで走らないと早く登れないんですね。
ですがCosmic Carbon Ultimateはトルクが抜ける感触がないので無理にケイデンスをあげなくても登れます。
もうこれね、反則ですな。

そして、ダンシング。
これがまた凄い。DOGMA F8はどちらかというと縦剛性が高く、あまり疲れていない状態であればダンシングでも面白いように
進むんですが、ちょっとでもヘロヘロになってくると踏み切れなくなってしまう傾向があります。
かといって軽いギアでダンシングしようとすると逆にスコッとペダルが回りきってしまい進まない。BORA Ultra50でもZIPP404でも同様だったのでそんなもんなんだろうと思っていたんですが、Cosmic Carbon Ultimateは違いました。
違いましたというかより許容範囲?が広いというか。
体重をのせるだけでも結構進むのでものすごくダンシングが楽。体重を乗せてさらに踏み込まないと進まないBORAやZIPPより
ずっと楽なんですね。
といってもまだそこまでヘロヘロになった状態でのダンシングは試せていないのでまた今後評価が変わるかもですが。
面白いのは通常のダンシング?つまり体をあまり左右に振らずにバイクを振りながらのダンシングはもちろんですが、
反復横飛びではありませんが、右に左にステップを踏むようにしてバイクをあまり振らないダンシング、グランツール等で言えば
ファビオ・アルみたいなダンシングができちゃうんですね。今までなかなか出来なかったのに。
シッティングでもダンシングでも今まで以上に走りの幅が広がっているので大きな武器になりそう。
平坦の巡行ではエアロ性能の差があるのでBORAとの差はそこまでではないかもですが、登りでは今まで以上に早く走れるホイールとなりそう。

ブレーキシューはBORA Ultra50のシューをそのまま使っているんですが、制動力はほとんど差を感じません。わずかに
BORA Ultra50の方がいいかも。

KIMG0163.jpg

まぁ、いろいろ長々と書いてきましたが、このホイールの一番良い点は何かというと今までブログで
私はDOGMA F8は速いとは言いましたが気持いいとか楽しいとかは書いたことがなかったような気がします。ことあるごとにColnago C60がいいとかね。
でもDOGMA F8+Cosmic Carbon Ultimateの組み合わせで印象が大きく変わりました。


とにかく気持よく楽しくしかも速い!

重厚で反応も早く乗り心地も決して悪くはない。これだけ気持よさと速さを両立した組み合わせはそうそうないかなと。もうね、何の文句があるでしょう?あ、もうちょいDOGMA F8が軽いとなおいいかな。あとはLightWeightか?究極の上をいくと言われるホイールがどんなものなのか?興味はありますね。
現状ペダル等もこみで6.9kgです。

乗り味の方は文句はないけど、見た目はちょっと貧相。写真等ではわかりづらいけど、黒というより濃い灰色という感じ。
ちょっと安っぽくみえます。この点は下位モデルの方が高級感ありますね。
それと、4mmの差とはいえやはり44mmのリムハイトZIPP404の方がボリューミーで、見た目のバランスがいい。

とりあえず、今日はここまで。

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2015.01.18     カテゴリー :   ホイール

2015 Bora Ultra50

DSC00477.jpg

正直、今回ホイールを新調しようと思ったのは、特に今使っている手組のZIPP303(フロント303、リア404F)に不満が
あったためではありません。

いくつかのホイールを使ったり、試乗した中でやはり最後に残るのはZIPP304でした。その中で感じたのはやはりワイドリムって効果あるなということ。
コーナーでの安心感とやはり空力の点でワイドリムのホイールの方がわずかながらも明らかに効果が高いのです。ZIPPに限らず。

MAVIC R-sys SLRも悪くはないのですが、
なんだかちょっともっさりした感じがあるのが気に入りませんでした。巡航ももちろんZIPPの方が楽でしたし。


特に加速についてはZIPP304の方が明らかに上。ランクが違うと言わざるを得ません。
特にR-sysを購入した時にオーバーホールに出してホイールのフレをとってもらい、スポークのテンションも上げなおしてシャキッとしたZIPP304だとなおさら差がついてしまいました。

登りは時たまR-sysの方がいいところもありました。中でも一番違うのはダンシング時。
ZIPPはホイールがよれるのかダンシングでリアのシューがホイールに当たるんですよね。スポークのテンションをあげても
それは変わりません。ちょいましになった?かという程度。ただ、総じてZIPPの方が登りも
上と言えます。R-sysに劣るのはクリンチャーとチューブラーとタイヤシステムの差異を考慮しなければ、横剛性の
高さなのか安定感と見た目です。

R-sysのインプレでも書きましたが、ZIPPの方がまっすぐ進みづらいというかふらつく感じがあるんですね。
もしかしたらリムハイトの高さから風の影響もあるのかもしれませんが、ほとんど風のない時でも傾向としては変わらない
ので横剛性の差かなと思っています。

そして見た目。ZIPPの方は仕上げがちょっと雑でデカールを剥いでしまうと中華カーボンかというくらいチープな
見た目。いや、今どきの中華カーボンの方が高級感あるかも。
FFWD F6RとZIPP304だと、全く自転車に詳しくない人に見せたら10中9人、いや、100人中99人くらいF6Rの方が高級に
見えるんじゃないかな?(笑)←いや、笑うとこじゃないって。

もちろんR-sysに比べてもリムハイトの高さ以外は全くもって見た目は相手になりません。
それでもやはりZIPPの乗り味は見た目重視派の私をもってしてもことごとく買ったホイールをけちらして一番使用頻度の
高いホイールとなっていたのです。

最初敷居が高いと思っていたリムセメントでの接着も今となってはテープなんか使ってられるかい!という感じ。
もちろん走りの軽さはリムセメントの方が明らかに上です。


また、リムテープの何が面倒ってタイヤ交換の時にリムに残ったテープを取り去る作業です。リムセメントだとリムとタイヤのふんどしに
セメントをちょちょいと塗ってタイヤを載せるだけ、相変わらずセンターだしは面倒ですが、セメントを塗ってすぐタイヤをはめれば
多少楽になります。あと、タイヤを載せる時に少しだけ(1~2Barくらい?)空気を入れて作業すればリムにつくセメントも少なくて
すみます。セメントにしてからまだパンクはないんですが、パンクによるタイヤ交換も楽で早いはず。テープだとリムに残ったテープ
剥がしを省力してもテープを貼って、タイヤを載せてという作業が必要ですが、セメントだと予めセメントを塗った予備タイヤか使い
古しのセメントの残ったスペアタイヤならほとんどタイヤをリムに載せて軽くセンターだしをするだけで済みます。もちろん無理な
走りはできませんが、テープも貼った直後はあまり無理できないことを考えるとたいして変わりません。テープを持たなくていい分
荷物も減らせます。

もちろん、リムに残ったセメントを綺麗に取り去るとなると面倒らしい(まだ私はやったことない)のですが、毎回リムテープをちまちま
取り去る作業に比べれば4~5回、もうちょっといけるのかな?に一回で済むセメント除去の方がましなんじゃないかと思ってます。
それと、リムの保護という面でもセメントが有利かなと。ちゃんと最初にベッドを作っておけばタイヤを剥がすときにおこりがちなリム
のカーボン積層の剥がれということも起こりにくいと思います。


もちろん、初めてのチューブラーという人にはテープの方がお勧めですが、何度かチューブラータイヤの張替をやった方なら
セメントの方がお勧めです。


面倒でホイールごとの走行距離を記録しなくなったのでどのくらい走っているかわかりませんが、おそらく2万キロ近いか
超えているかもしれないZIPP304ですが、特にへたった感もなく使えています。ただそろそろスポークが寿命が近いかもと考えたのと
やはりもうちょい見た目(質感)の良いホイールにしたいという欲求からです。スポークはホイールオーバーホールの時に
張り替えてもらえば良かったのかもしれませんが。そろそろ切れてもおかしくないのかな?と考えたというのは単なる言い訳です。はい(笑)。

今回BORAにしたのは以前から名作と言われていたBORAがようやくワイドリムになったのと、昨年発売されたBORA 35の評判が凄く良かったから
です。やっぱりワイドリムっていいと思うんです。各社が揃いも揃ってワイドリムにしたのもやはり効果があるからこそだと思います。
昨年になってやっとBORAも仲間入り。
BORA35の評判に加え更にワイドリムになったBORAの乗り味が気になっていたんです。もちろん見た目もいいですし。

とは言え、実は見た目で言うとMAVICの方が好きなんですよね。ホワイトデカールじゃないCOSMICシリーズはどれもかっこいい。
ただ、やはりR-sysの乗り味がもう一声だったのと、ホイールは重量じゃないといくら言われても軽いのにこしたことはない中で
重すぎるものが多い。Cosmic Carbon Ultimateはメンテがネックなのとスポークのメンテがネック。価格も高いですしね。
でもやはりいまだに見た目はMAVICは羨ましい。
あと、BORAでも80周年記念モデルのBORA。あの渋カッコいいグラフィックで新しいBORAも作って欲しかった。
新モデルのBORAは店頭で見た限り質感も高くカッコいいんですが、ダークラベルとはいえ思ったより明るいグレイでロゴがついているので
予想以上に目立つのとロゴが大きすぎるがちょっと気になりました。あそこまで明るいグレーなら一回りロゴを小さくして欲しかった。
ブライトラベルだと逆にいい感じに見えるのですが、50mmハイトのリムだとリムだけで存在感があるのでダークラベル、35mmだとむしろ
ブライトラベルで存在感を増した方がいいなぁと思いながら見ていました。もちろん、フレームが黒のDOGMA F8の前提です。他のフレームだと
また違ってきます。

あと、購入前にいくつか悩んだのはDOGMA F8のロスのない走りを活かすには高剛性なホイールの方が良いのではないかという点ですね。
下手なホイールではF8の良さをスポイルしてしまいそうな気がします。
まぁ、この点はニップルホールをなくした設計に加えワイドリムでの高剛性化に期待しました。

一番迷ったのは、BORA Ultra50にするかBORA Ultra35にするかですね。私の用途、脚力、扱いやすさだけで考えれば35一択なんですが、ZIPP303の
44mmというリムハイトでももうちょっとボリュームが欲しいというとこなんですよね。Cannondale SuperSix Evoとかコンベンショナルなフレーム
なら迷わず35にするんですが、DOGMA F8のようなある程度ボリュームのあるエアロフレームだとやはり50mmハイトの方がいいんですよ。見た目がね。
BORA UltraかONEにするかは迷わずUltra。後でONEをCult化することはできるのですが、思ったより高いのとハブの重量を考えるとここはUltraを
奮発しました。結局見た目でBora Ultra50に決定。重量的にも旧Bora Ultra35より軽量とのことですし。もちろんリムの重量は旧BORA Ultra35の
リムよりは重いのでしょうが。


さて、届いたものの実測です。フロント540g、リア712gで合計1252gです。うーん、カタログ重量よりは重いんですが、まっこんなもんかと。
もちろんクイックもなしです。


DSC00454.jpg

さて、インプレです。タイヤはcontinentalcompetition25Cをフロントに同じ23Cをリアにしました。ZIPP304の方も同じタイヤを張り替えたばかりで揃えたかったのです。
なんでフロントに25Cで、リアに23Cかって?普通リアに太い方じゃね?と思われるかと思いますが、実はちょっと理由があって。
話が長くなるのでまた別の機会にでも。ZIPPの方も張り替えて200km程度しか走ってないのでタイヤによる差は余りないかと思います。
まずは漕ぎ出しからの低速域の話です。正直漕ぎ出しからの加速についてはZIPP304と変わりません。
特に感動はなし。って実は凄いことなんですがね。漕ぎ出しからの加速で今までZIPPにかなうホイールって実は出会ったことないですから。
まぁ、超軽量ホイールとかなら別かもしれませんが、ゼロスタートから30km/hくらいまでの加速感はZIPPはかなり優秀でした。
それと同じ加速感というのはかなり優秀な方だと思います。

むしろ驚いたのは振動吸収性です。衝撃吸収性ではなく。タイヤの空気圧はフロント7.5barリア8barでZIPPと揃えてありますが、ほんとにアスファルトを
敷き直したかのようななめらかな乗り味。乗り心地が良いという評判が多かったのですが、この細かい振動を吸収あるいは減衰する能力が高いことなのか
と納得。ちょっとした段差やかなり荒れた路面での衝撃は少しだけ角が丸くなったかな?くらいでそちらは余り変わりません。
そして、ハブの回転の良さ。ZIPP304になってDTSWISSの190セラミックベアリングのハブを使った時はDURAのハブと比べてもごく僅かにいいかな?くらいの
違いでした。なので正直私はセラミックベアリングというものに懐疑的だったのです。
ですが、このカンパのCultは凄いですね。明らかに軽く滑らかに回ります。
このハブの滑らかさとリム(かな?)の振動吸収性と相まってラグジュアリーな乗り心地です。一気に乗り味が高級サルーンとなりました。

そして30km/hからの印象ですが、速度の伸びが素晴らしいですね。ギアを重くしていってZIPPならそろそろこれ以上この重さだときついかなというところで
も踏めます。絶妙な加減でスポークがしなってクランクが重くなりすぎるところで力を受けとめてこれまた実にうまく推進力に変えてくれる印象。
フレームで言うとTIMEのRXRSやグラファイトデザインのMETORのような感じなんですが、それらのフレーム以上に推進力に変える能力が高いんですね。
しなり=パワーロスみたいなところはありますが、そのロスがかなり低いです。これならF8の良さを余り損なうことはないなと感じました。
恐らくリムがたわみがかなり少なくG3スポーク組の良さがかなり発揮できているのではないかと。35km/h前後からの伸びは明らかにZIPP304以上です。
もちろんフロントのリム高がアップしたことによる空力の良さもあるんでしょうが、この後ろから押されるような伸びはリアホイールの差が大きいと
思います。

そしてこれは登りでも活きてきます。今までだとこれ以上はこのギアで回すのはきついから一段軽いギアにしようというところ所でも今まで以上に長く
踏み続けられます。

そして空力ですが、これも35km/hくらいから差がでます。ZIPPと比べてバイクがまっすぐ立とうとする力が明確に強くなってます。
この感触はFastFowardのF6Rに近いエアロ効果があるのでは?という印象。向かい風も今までより楽になりました。

コーナリングはというと私のZIPPのフロントはファイアクレストになる直前のものでリム幅が22mm弱のものなのと恐らくリム剛性が上がった恩恵
でしょう、これまた実に具合がいいですね。逆にリアはやはりファイアクレストになった404なのでZIPPの方が僅かに安定している気がします。
ただ圧倒的にフロントのコーナーでの安定感が上がったことによる恩恵による安定感の方が嬉しいですね。
制動力も若干上がりました。ここはもう少し上がることを期待したのですが、エグザリッットを使ったR-sys並みかなという感じ。
純正のブレーキシューが柔らか目でコントロールはしやすいですね。

とここまでいいことづくめだったのですが、やはり横風はすごく怖くなりました。
FFWD F6R>BORA Ultra50>>ZIPP304という感じでZIPP304だとローハイトなホイールに毛の生えた程度の違いしかなかったものが相当煽られるように
なりました。フロント303とBora Ultra50のリム高の差は6mmしかないのですが、たかが6mmされど6mmです。もう500km以上乗っているので多少は慣れましたが
ここのところ風の強い日が多いので横風は気を付けないと。
形状的にリムの外側から内側に向かってZIPPはふっくらとゆるやかにラウンドしながら細くなっていくのに対してBora Ultra50はもっと直線的に細くなって
いくのでその差かもしれません。

とはいえ、DOGMA F8+ZIPP304はいわば仕事ができりゃ文句ねーだろ!的なとこのあるチャらい乗り味だったのが、一気に洗練された高級な乗り味に
なって大満足です。

あと直接DOGMA F8やBora Ultra50には関係ないのですが、もう一つ問題が。
通勤に使っているクロスバイクと余りに差がありすぎて最近クロスバイクでの通勤がちょっと苦痛になってきました(笑)
加速、巡航、乗り心地と差がありすぎて。。。特に加速と巡航は違いがありすぎて。
唯一制動力はディスクブレーキのついているクロスバイクの方が圧倒的にいいのですが。かと言って帰りにお腹が減ったらどこかに寄って気軽に食べたり
買い物したりできるクロスバイクの気軽さから安易に他のバイクに買い替えるという訳にもいかず、、、。
贅沢な悩みですね(笑)

DSC00210.jpg

2014.02.26     カテゴリー :   ホイール

Mavic R-sys SLR VS Mavic Ksyrium SLR その2(インプレ編)

さて、引き続きMavic R sys SLRとKsyrium SLRの比較です。前回は見た目や重量等の主にスペック
面の比較でしたが、今回は実際乗り比べてどうなのよというところについて書いてみたいと思います。
既に2500km以上R sys SLRに乗り込んでいる状態からの換装です。
そして換装してから1500kmくらい乗ってます。

まず、なぜKsyrium SLRを買ったかという点からおさらいしておきましょう。
R sys SLRの最大の不満はやはりその乗り心地でした。特にフロントとリアの乗り心地の差がありすぎです。とても同じホイールとは思えません。とにかくフロントが硬い。確かにチューブをPanaracer R'Airに替えて乗り心地は激変しました。ただ、なんと言うんでしょう?衝撃を10段階に分けてみた場合R’Airの効果が大きいのはレベル1から6あるいは7くらいまでの衝撃です。そのレベルの衝撃に関してはすごく効果があります。
ただ、それ以上のレベル7あるいは8から10の大きい衝撃となるとR’Airだけでは手におえないようで手にゴンっと衝撃が伝わります。

そのため、路面状態がいいところだとすごぶる乗り心地が良いのですが、ちょっと大きな段差等があるといきなりゴンっと衝撃がきます。いわば、デレツン?なホイールなわけです。普段は大人しいのにちょっと機嫌を損ねるとすぐきれるみたいな。ツンデレは嫌いじゃないけどデレツンはちょっと(笑)
かと言って普通のチューブにしていつもツンツンされても。。。ねぇ?(笑)
そういう訳でこのホイール、リラックスして乗れないんです。いつ機嫌が悪くなってきれるかとこわごわ様子をみないといけないみたいな(笑)そしてその衝撃はしなやかなフロントフォークを持つCannondale SuperSixEvoでも持て余すところがあります。油断して走っているといきなり手がはじかれるような衝撃がくるというとても長距離を走るには不向きと言えます。そしてそれが顕著にあらわれ、不満を覚えるのが下りです。

正直R sys SLRの下りの評価は高いものが多いのですが、私にはそうは思えません。
確かに横剛性も高くリムの変形も少ないので路面のいいところでの下りだとすこぶるいいんです。
ものすごく正確なラインを狙えますし思ったようにまがっていきます。
ただ、すこしでも路面が荒れてくると前輪が跳ねるような挙動があり怖いのです。ラインはずれるはグリップも抜けそうな感触があってただでさえ、ビビりの私にはとても怖いのです。いえ、実際グリップが抜けたことはありませんけど。R sys SLRの購入、インプレでフロントホイールの挙動が違うと書いたのはこのことです。しかもこれはフロントだけなので乗り心地という点でも下りでの挙動という点でも感覚的に気持ち悪いのです。前後バラバラな動きをするバイクのようで
。そんなこんなで、Ksyrium SLRのフロントだけを海外から取り寄せました。

DSC01571.jpg


届いた、Ksyrium SLR(前輪だけ)のタイヤとチューブを引っぺがし、R sys SLRについているPanaracer R’Airと同じくPanaracer Race L Evo2をKsyrium SLRに付け替えます。

そしてさっそく走ってみました。なんぞこれ?フロントがポヨンポヨンします。(笑)
や、柔らかい?!というのが第一印象です。誤解のないように言っておくとKsyrium SLRは決して柔らかいホイールではないと思います。フロントはむしろ少し硬めと言っていいと思います。
それでも、スポークがしなって戻るのがはっきりわかります。つまりどんだけR sys SLRのフロントが硬いのかってことですね。まぁ、RsysSLRのフロントスポークはただ硬いだけでなく、衝撃を受けたあとほぼ一発で衝撃を消し去るという美点もあるのですが。そのため、通常のスポークであるKsyrium SLRのスポークのしなりが感じ取れるのです。

前後のバランスで言うとKsyrium SLRでもまだフロントが硬めのバランスです。R sys SLRに比べれば柔らかいとはいえ充分シャキッとした乗り味です。しつこいようですがけっして柔らかい訳ではなくダンシング等でフロントに体重をかけてもよれるような感じもなく必要十分以上の剛性はあると思います。むしろこうなるとリアをもう少しシャッキとした乗り心地にしたくなります。
乗り心地に関して言えば、10段階の衝撃のうちレベル1から6あるいは7くらいまでの衝撃はR sys SLRからKsyrium SLRに変えてもあまり変わりません。若干よくなってるかもというレベル。路面の比較的いい道路だとブラインドテストされてもわからないかもしれません。

ただ、やはりそれ以上の大きい衝撃については全く違いますね。道路に穴でも開いてるが歩道の段差に気づかずに突っ込まないと手がはじかれるような衝撃はそうそうないでしょう。なんというかいわゆる普通のホイールの乗り心地でしょうか?もう安心感が違います。もちろん下りでの挙動も普通のホイールのそれで衝撃もよくも悪くもスポークの変形で吸収してくれるので路面追従性がよく安心して下れる感じです。

まぁ、もう少し全般的に小さな衝撃でも乗り心地よくなるかと思いましたが、乗り心地に関してはある意味想定内の範囲で良くなりました。これで大きな不満は解消されました。
ここからは想定外の変化の話です。

正直R sys SLRがいくら丸くて太いフロントスポークだからといってKsyrium SLRよりスポーク2本少ないし、ハブもR sys SLRの方が細い分空気抵抗少なそうだし、空力性能はほぼ期待できないだろうと思っていました。
しかし、実際は予想以上に違いますね。踏み出しはやはり重量が軽い分、R sys SLRの方が軽いんです。ほんとに神経とぎすましてわかるくらいの差ではありますが。
ただ、そこから加速していく時の伸びがほんのわずかではありますが、明らかにKsyrium SLRの方があります。スタートから30km/hくらいのスピードに達する時間がKsyrium SLRの方が早いのです。
そしてもちろん巡航性でもKsyrium SLRの方がいいです。巷ではR sys SLRは35km/hくらいからと言われてますが私の感覚では30km/hくらいの巡航でも違うような気がします。
今の季節向かい風が多いあるいは強いということがあるからかもしれませんが。

もちろんZIPP304からR sys SLRに変更したときは巡航性能に差があるのは仕方ないと思ってましたが、
R sys SLRからKsyrium SLRへの変更でも差があることに驚きました。
50kmやそこらじゃたいして変わりはありませんが、100kmとか150km走った時の疲れがやはり違います。いうまでもなくZIPP304だとさらに楽なんですけどね。

という訳で思った以上に空力性能に差がありました。
これはもちろん平地での話です。登りではどうかとなるとやはり、R sys SLRの方が優位です。
とはいえ、R sys SLRとKsyrium SLRのフロントホイールの重量差75gの差がわかるのかというと単純に75gの錘をつけられてわかるほど違いの分かる男ではありません。
ただ、前回書いたようにおそらくリムだけで50g以上Ksyrium SLRの方が重いでしょうからそれでなんとなく違いがあるような気がするという感じです。恐らく10km程度の峠でも5秒差がつくかつかないかくらいの差しかないかもしれませんね。当然レースなどではこの数秒は大きいのですが、普段の走りの差を考えるとそれこそ決戦用として使うのでもない限りまた、あるいは登りばかりのコースを走ることが多い人以外にR sys SLRをおすすめしたいとは思いません。
もちろん普通に購入するとリアもKsyrium SLRの方が40gほど重くトータルのホイール重量差は100g以上になり登りではさらに大きな差となるかもしれませんが。

因みに最初、Panaracer RaceL Evo2で走ったものの、そのあと、フロントだけMavicのイクシオン・グリップリンクに変えてみました。チューブはR’Airのままで。
フロントだけだとさすがにRaceL Evo2とあまり変わった印象はありません。ほんのわずか転がりが悪く
なった気もします。しばらくはその状態で乗っていましたが、今は後輪もMavic イクシオン・パワーリンクに
交換しています。後輪のRaceL Evo2が約3500kmほど走ってそろそろ限界かという感じでしたので。
パワーリンクにしたら、チューブは後輪もR’Airの方が合っています。ただ、やはり前後RaceL Evo2から
交換すると転がりが重く感じますね。なにより、ロードノイズが大きくなりました。エネルギーが無駄に使われた結果のロードノイズですから、やはり、RaceL Evo2の方が転がりは優秀です。乗り心地やグリップ感はほとんど差がないかも。そのあたりはチューブをR’Airに変えた方が変化の度合いがはるかに大きい感じです。フロントをKsyrium SLRに変えた今でも相変わらずフロント7~7.5Bar、リア8.5~9Barといういびつな空気圧管理ですが、どうしてもフロント硬め、リアは少し柔らかめのバランスに感じるためにそんな状態になってます。

DSC01633.jpg


エグザリットリムによるブレーキ性能についても触れておきましょう。リムサイドを削っていない分Ksyrium SLRの方が剛性が高くブレーキの効きも・・・なんて書きたいところですが、R sys SLRとKsyrium SLRのブレーキの効きに差があるという訳ではありません。

エグザリットリムによってブレーキが効くという話ですが、ネットでの評価を見てみると少し過大に評価されすぎな気がします。もちろん、雨天時の制動性については私も賛同しますが、ドライ時の制動性能についてはあくまで通常のリムに毛が生えた程度だと思って下さい。
正直ブレーキ性能を求めるのであれば、シマノあるいはスラムのブレーキキャリパーを使っている人であれば9000DURAあるいは6800アルテのブレーキキャリパーに変えた方がずっといいと思います。105以下のブレーキキャリパーはもちろんシマノの7900DURAや6700アルテ等のブレーキから変更してもずっと良くなります。
スラムのブレーキコントロール性とDURA7900の制動能力の良いとこどりをしたのがDura9000のブレーキキャリパーで無理にエグザリットに変えるよりも6800アルテ以上のブレーキキャリパーに変える方がずっといいと個人的には思います。

という訳でもしR sys SLRとKsyrium SLRの購入で迷っている方の参考になればと思います。
今回Ksyrium SLRのフロントを導入して大満足で大きな不満は解消されましたが、さらに求めるなら
個人的にはリアのスポークテンションをもう少しあげてシャッキっとさせたい気もします。が、これはしなやかなSuperSix Evoだからそう感じるのであってもっと剛性の高いフレームだとまた違うかもしれませんね。


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