幸い私は頭の中味と顔はともかく、頭の形には比較的恵まれているようで、ヘルメットのサイズであまり困ったことが
ありません。実測57cmで今までだいたいMサイズでかぶれなかったヘルメットがないのです。
OGKレジモス、モストロ、MS-2、Koofu(WG-1)、KASK Mojito、CatlikeMixino、Specialized S-WORKS PREVAIL、GiroAeon、その他試着等でMサイズで被れないヘルメットはありませんでした。という訳で試着もせず、海外で既にGIRO SYNTHEが販売されているのを見てポチッったのです。落車でKoofuがダメになったのも一因です。
そこで届いたのがこちら

Mサイズ、色は MATTE TITANIUM 実測218g!
え?待てよ!Giro SYNTHEは公式発表でMサイズ250gだろ?軽すぎじゃね?って思ったそこのあなた。鋭い!
実は自転車用ヘルメットには衝撃安全規格がいくつかありまして、代表的なものにCPSC、CE、AS/NZS 2063などが
あるらしいのです。CPSCはアメリカのCEはヨーロッパの、AS/NZS 2063はオーストラリア、ニュージーランドの安全規格
になるのです。
で、実は今回手に入れたのはCE規格のもの。ぶっちゃけCPSCの基準の方が厳しくてより安全なヘルメットと言えますが
その分大きく、重くなりがちというのが実情。SYNTHEも正規に国内に入ってくるものはこのCPSC規格のものになると
思われ、そのため250gという公式発表になっているのです。
そのため、今回のインプレするヘルメットについてはかぶりごこち、大きさ、重さそして実際大きさが変わった場合
エアロ効果も若干異なる場合も考えられます。その点にはご注意ください。もちろん、安全性が高いにこしたことはありませんし、おすすめもしませんが、個人的にはエアロヘルメットで
この軽さは嬉しい。SYNTHEの海外レビューで230gと250g(ともにMサイズ)というのがいくつもあったので調べてみると
規格によって重量が変わるらしいというのを見て一か八かで注文したのです。
またカラーも塗装で重くなりにくそうなカラーを選んだのも実測で軽い要因の一つかもしれませんね。200gを切る重量の
ヘルメットが結構ある中で正直250gを超えると峠とか行くのはちょっと微妙ですが、このくらいなら常用できますね。
ともあれ、あくまで自己責任ってことで。

で、まずはかぶり心地ですが、これかなりきついです。今までで一番きつい。数あるMサイズの中でCatlikeMixinoは57cmまでとなっていて実際、これが一番ぴったりだったのですが、SYNTHEはそれを更新しました。SYNTHEのMサイズは59cmまでとなってるんですけどね。裸頭?ではギリギリ被れますが、キャップをつけて被るとちょうどこめかみのあたりが少し圧迫されます。そして少し浅い感じ。かぶり心地に関してはなんだかんだでKASK Mojitoが一番だったかも。あとは正直五十歩百歩ですね。このあたりのかぶり心地は国内正規版?が入ってきたらまたレビューしたいと思います。忘れなければですけど(笑)。いずれにせよ、購入を考えている方試着はマストです。
被った感じはちょいキノコ。全体的にコンパクトなんですが、頭頂部の厚みが薄い分平べったく見えるのが要因かと。
実際の横幅はMojitoやKoofuよりも狭く、これを超えるのはMixinoくらいです。OGKのMS-2もごくわずかにSYNTHEより
狭いかも。Mixinoは逆に横幅が狭すぎてキノコにはならないんですが、マッチ棒のようになります(笑)。OGKのMS-2がちょうど前後、左右の大きさがほぼ同じくらい。

さて、では早速実走インプレです。ちょうどDHLさんから荷物あるよって連絡受けたのがショップで落車の際にやぶれた
バーテープとブラケットカバーの交換が終わったところでしたので、直前にMixinoで走っていたことになります。
このMixinoですが、あくまで感覚のみですが、私的歴代トップ3に入る空力の良さがあります。
因みにS-WORKS PREVAIL、OGK Koofu、Catlike Mixinoがその三つなのですが、この三つに関してはどれも甲乙
つけがたく、他のヘルメットより空気抵抗が少なく感じます。
そしてSYNTHEなんですが、この
Lavaマガジンによるとですね。
典型的なヘッドアップ(30度)の状態で時速約40km/hで走った場合、様々な角度の風で比較した場合風の抵抗は
350.6gだそうです。数値が少ないほど優秀なんですが、これは同じGiroのAirattackの(358.9g)、Specialized S-WorksEvadeの(359.2g)、Louis Garneau Corse aero road helmet (360.5g), Poc Octal (378.8g), the Specialized Prevail (380.1g)、 Bontrager Oracle (380.5g).をしのぎます。まぁ、Giroの大本営発表ですので一概に鵜呑みにはできませんけどね。

そして私自身、ロードにまともに乗るのが2か月近くぶりという状態の中でのインプレという点もお含みおきください。
とりあえず走り出してみると、若干向い風というのもあるんでしょうが、時速30km/hくらいでも効果を感じます。
ちょうどMixinoにエアロカバーをつけて走っているような感じで頭の後ろで風がスムーズに流れていくのがわかります。
ざらついた空気がなめらかになるというか。。。明らかに抵抗は減っています。
もちろん、これで劇的に早くなるわけではありませんが、巡航速度はわずかでも確実にアップすると思われます。
はっきり言って見た目的にEvadeやAirAttackに比べてこんなに穴が開いてるし、そこまで空気の流れよくなるとは
思ってなかったのですけどね。これはいいですね。今回約30000円ほどの投資ですが、この効果なら悪くありません。
これはもし駄目になっても即同じものに買い替えるレベルで気に入りました。
まぁ、Evadeも気になってはいますけど、SYNTHEの方が使うシチュエーションを選ばない分いいかなと。
涼しさに関しては特にこれといった印象はありません。KoofuやMixinoも充分涼しかったですから。充分に
満足な冷却性能を有しています。
という訳で簡単なインプレでした。できれば近いうちにMixinoも一緒に持ってMixinoの素の状態、エアロカバーをつけた
状態での比較もおこなってみたいですね。
また、エアロねたに関してはもう二つほどあるのでそちらも近いうちに。一つはある意味究極の?エアロとでもいいましょうか。効果は高いがおすすめできないというね(笑)それも近いうちに紹介したいと考えてます。
今回選んだバーテープは大失敗でした。赤なんだかオレンジなんだかかなり半端な色でもっと深みのある赤か無難に
黒にしとけば良かったなっていう。もったいないから年内は使うつもりですけど。

帰りの夕焼けは綺麗でした。

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