全1ページ

2017.06.14     カテゴリー :   未分類

ミッドフットクリートポジション(土踏まずクリートセッティング)その2

新型Tarmacが発表されましたね。ほぼ、以前からの噂通りですが、見た目がBMCの新型SLR01とあまり変わらない。むしろSLR01の方が。。。
後ろ三角を小さくしてエアロ効果を上げてそうすると剛性が高くなりすぎるのか、チェーンステーやシートステーを細くして調整したというところでしょうか?
むろん、使われているカーボン自体もアップデートされているので単なる憶測ですが、乗り味が変わらずに軽量化とエアロ化が進んでいれば魅力的ですね。サガンカラーだとまぁこのカッコでもよさげだなぁ。グレーっぽい玉虫色の奴の方ですね。

もう一つ気になるのがボントレガーの新しいエアロ?ヘルメット。軽量化と通気性がよさそう。
ドーフィネでコンタドールが一瞬、GiroのSynthe被ってる?という見た目でしたが、Syntheは嫌いじゃないので個人的には気になります。

ジロも面白かったけど、ドーフィネもかなり面白かった。今年のツールは荒れそう?面白くなりそうで楽しみです。正直誰が勝つのか予想がつかない(笑)


さて、結論から言うとほぼ三カ月近く試してみたミッドフットクリートはやめることになりそうです。今回は結構長文ですので
興味ない方は早々に立ち去ることをお勧めします(笑)

P1010266 -1 


ギトさんのブログでバイシクルクラブの7月号でまたしてもミッドフットクリートポジションについて書いてあるとのことで買って読んでみました。
ペダリングにはスクワット型とデッドリフト型があるようでミッドフットクリートポジションはデッドリフト型の人に合っているとのこと。
そしてほとんどの方はデッドリフト型に分類され、私自身もデッドリフト型だと思います。

ではミッドフットクリートポジション合っているんじゃないの?と思うかもしれませんが
メリットもあるけど結局デメリットの方が大きい気がしました。ただ、エアロ性能の向上は
捨てがたい魅力ではあります。
ですので、前回も書いたトライアスロンやTTなどの競技では迷わずおすすめですね。
逆に初心者の方、バイクコントロールにかなり自信のある方以外にはおすすめはしません。
また後ろ乗りの方が合っているという方にはそもそも合わないと思います。

そのデメリットは何かと言うと、
1.ポジションが大幅に変わる。

端的に言うと、サドルやハンドルが大幅に下がることになります。幸い?私の場合股下が平均的な日本人の股下よりも3cm以上長く多少サドルを下げても見た目はそう悪くなかったのです。
BB-サドル高は727mm→714mmでした。またハンドルもちょうど10mm下げられべた付けできた上にステムも130mmとなりむしろ結構かっこいいかもという印象でした。

ただ、私の場合例外に近い話でありサドルを下げるのに抵抗ある方の方が多いと思います。
ハンドルも余裕がある場合は良いのでしょうが、すでにステムべた付けくらいに下げている方は苦労する可能性が高いと思われます。じゃあ、フレームをワンサイズ小さいものにすればというのはコスト的にねぇ。。しかもそれもまた別の点で問題が出てくるのです。
後述しますが、ただでさえタイヤとシューズが当たるのがさらに当たりやすくなるのです。

そしてポジションが大幅に変わるということは既存のフィッテングの法則?例えば股下×0.875などの係数等が通用しなくなるので自分の感覚であるいはパワーメーターを駆使してフィッテングできる方でないとポジションがでない、出せないのです。

2.直進安定性の低下とリアタイヤがロックしやすくなる。

ま、これはミッドフットクリートポジションに限らず前乗りポジションにすることで該当するのですが、ミッドフットクリートポジションにすると基本的には前乗りになります。
重心が前よりになるので直進安定性が低下し、ブレーキングの時にリアタイヤへの荷重が下がりロックしやすくなります。

ただ、直進安定性に関しては私は気になりませんでした。メリットのとこでも述べますがサドル、ハンドルを低くすることで重心が低くなり全体的な安定性が増すためです。

むしろ問題はリアタイヤがロックしやすくなる点ですね。特に下りは要注意です。
私は一度濡れた路面の下りでリアがロックしてこけそうになりました。
ミッドフットクリートポジションに慣れてきたところで気が緩んでいたのもあるのでしょう。
普通の感覚でブレーキングしたつもりがあっさりリアがロックしてビビりました。

3.フロントタイヤとシューズがガツガツ当たる。

まず、よほど道幅の広い道でないとUターンの時確実にタイヤとシューズが当たります。
狭めの道での右左折の時にも当たります。ダンシング時の蛇行はもちろんタイトコーナーでのコーナリング時にも当たります。
何もしないとタイヤと当たってシューズがボロボロになります。タイヤはゴムなので制動能力もそこそこあります。それがシューズに当たるわけですからね。
予期せぬところでいきなり減速してしまうので特に初心者の方には危険だと思います。
幸い私の場合あまり問題はありませんでしたが、そういう意味でもあまりコーナリングが多くないトライアスロンやTT向けかと思いました。(しつこい?)
P1010276.jpg 


4.圧倒的にスプリントやアタックそしてダンシングがしにくい。

まぁ、ミッドフットクリートポジションのメリットとして殿筋やハムでのペダリングがしやすいという点が挙げられるのですが、逆にいうとそれ以外の筋肉、特に大腿四頭筋が非常に使いづらいということになります。言ってみればギブスをはめられているような感じですね。
手首や足首にギブスをはめてテニスや野球、サッカー・・・ま、なんでもいいですがやっているところを想像してみてください。ミッドフットクリートポジションはそれに近いものだと思います。
少なくとも私には。

身体を使いやすくするというよりも、体の使える部分を制限して特定の筋肉を使いやすくあるいは特定の筋肉しか使えないようにするという感じでしょうか?
まぁ、色々試行錯誤したのでミッドフットクリートポジションでも多少は大腿四頭筋が使いづらさは緩和し、その気になればある程度大腿四頭筋が使えるようにはなりましたが、あくまでガチガチのギプスから緩めのギプスに変えた程度のレベルですね。

今回ミッドフットクリートポジションを試してみてクリートのセッティングに前後、左右、左右の角度だけでなくクリートの前後角度というのか、その影響が以外に大きいことに気付きました。
これはミッドフットクリートポジションだけでなく通常のクリートポジションの際にも使えるなというのが収穫でした。クリートを浅めにつけても殿筋が使いやすいポジションとかクリートを深めにつけてもスプリントをしやすいポジションとかも多少対応できそうです。
今回ある意味極端に角度を変えたというか変わってしまったので違いが分かりやすかったです。
またアンクリングがいかにパフォーマンスを落とすかというのも改めて身に沁みました。
誤解ないように言っておくとアンクリングが必ずしもすべての場面で悪いとは思いません。後ろ乗りで10時くらいのペダル位置から前に膝を押し出すようなペダリングをする際には悪くないと思っています。

ミッドフットクリートポジションをやめてしまうつもりでいるのでシューズにどういう対策をしたのか具体的には今回は書きませんがご要望があればまた書くかもしれません。

とりあえず、改造したS-Works6シューズでは対応しきれず、今はBont Vapor Sを改造して使っていますが、わかりやすいのでS-Worksの方の対策前と対策後の写真が下のものです。
これはあくまで私の場合のみで人によっては全く逆の対策の方がいい方もいると思います。
P1010278.jpg 左が対策前、右が対策後

ともあれ、雑誌の方では慣れればスプリントにも対応できますという話が載っていましたが、いやいやそれはないなという感じ、強いて言うならかなりのロングスプリントならまぁ。

そしてダンシング。これまた、ダンシングしにくいですね。これも対策後のシューズでだいぶよくなりましたが、やはり違和感が結構大きいですね。なんというかリズムがとりにくい。

5.パフォーマンスが上がった気がしない。ペダリングが窮屈に感じる。

ミッドフットクリートポジションに変えてパフォーマンスが上がったかと言われるとそんな印象はありません。雑誌ではミッドフットクリートポジションにしたあと通常のポジションに戻すとパフォーマンスが下がったような気がしたとSACRAの田中さんが書いていましたが、私の場合、むしろパフォーマンスが上がった気さえしました。ひと月以上ミッドフットクリートポジションで乗り込んでいて
まさにギプスが外れて自由に動かせるようになったような感覚でした。
だからと言ってミッドフットクリートポジションでパフォーマンスが下がったかと言われるとそれも違う気がしました。一定のペースで淡々と登っていくような場面では確かに悪くないと思いました。
殿筋やハムを使ったペダリングがなかなかできないという人にはいいかもとも思います。
ただ、久々に通常ポジションで乗った時の解放感と言ったら!

通常ポジションのドグマとミッドフットクリートポジションのTarmacを交互に乗ってみた印象としてはミッドフットクリートポジションで走るのはクランクをワンサイズ小さいものにした時の印象に似ていると思いました。足首の軌跡を見ると円が小さくなるので当然ですが、以前170mmクランクを使った時よりも窮屈に感じました。
ハンセンさんが長いクランクを使いたがるのもこのためかもしれません。
逆に今までより長いクランクを使えるポジションとも言えます。そう考えると登りやTTなどではやはり有利ですね。私も一瞬クランクを長くしてみたい衝動にかられましたが、さらに重心が前にいくこと、さらにタイヤとシューズが接触しやすくなることを考えるとやはり踏ん切りがつきません。

6.対応したシューズがない。あるいは高価。そして普通のシューズカバーが使えない、または非常に選択肢が限られることになる


基本ミッドフットクリートポジションに対応したシューズはほぼないに等しいです。前回ご紹介したギトさんが購入したリンタマンのシューズか雑誌に載っていたシューズ、あるいは完全にオーダーするか改造しかありません。リンタマンのシューズも雑誌に載っていたシューズもちょっとショボい感じは否めず本気でやるとなるとオーダーしかありませんが、かる~く10万円以上します。
ある意味消耗品ともいえるシューズに10万円以上はおいそれと出せませんよねぇ。
もし改造するならやはりBont Vapor Sがおすすめです。因みにVaporとVapor Sはソールの形状が変わっており、Vapor Sの方がいいと思います。

それから基本ミッドフットクリートポジションに対応したシューズカバーはないと思われるのでこの点も困ることになりますね。シューズカバーを改造するかオーバーソックスなど穴を自由に開けられるものでしのぐかということになります。いずれにしても意外に困る問題となりそうです。

それではミッドフットクリートポジションのメリット編

1.重心が下がって特にコーナーでの安定感が向上する

上でも書きましたが当初前乗りになることで直進安定性の低下を懸念していましたが、実際はほとんど気になりませんでした。むしろ重心が下がって安定感が増した効果の方が体感できました。
最初乗った時はサドルもハンドルも10mm以上低くなったので別のバイクに乗っているような感覚でしたが、特にコーナーで今まで以上に楽にこなせるのに驚きました。
これもミッドフットクリートポジションでの捨てがたいメリットです。

2.殿筋やハムが使いやすい。ふくらはぎが疲れにくい?

ソール先端から125mm以上(ペダルシャフト中心がね)かかと寄りにクリートをつけた時に、それまでとは別物のように殿筋やハムに負荷がかかるようになりました。125mmと130mmとの差は余り変わりませんでしたけど。
雑誌だと135mmだけど?と思うかもしれませんが、私の場合130mmを目標にしたのは海外のフォーラム等で足長の半分がいいという話が多かったのと、雑誌ではシューズのサイズが記載されていませんでしたが、テスターの管さんが足長27cmとちっさく書いてあったのでシューズのサイズも27cm、その半分で135mmでつじつまが合うなと推測したためです。
ですので足長26cmの私の場合半分の130mmでいいかと思ったわけです。

まぁそこまで下げると半ばいやでも殿筋を使わされる感じになるわけですが、逆にふくらはぎに関しては私にはわかりませんでした。もともと、ペダリングでふくらはぎを使うという感覚がわからず
ふくらはぎがつるというのも4年に一度あるかないか(オリンピックかよ!)くらいなんですよね。
まぁ追い込みが足りないだけかもしれませんが。
ともあれ、ふくらはぎが疲れなくなったとか使わなくなったという感覚はそもそも私にはわかりませんでした。もしかしたらふくらはぎが疲れる、つりやすい人にはミッドフットクリートポジションは一つの解になるのかもしれません。
また、ランではふくらはぎは使いますのでふくらはぎを温存できるという点でもしつこいようですがトライアスロン向きと思うわけです。
また、重心が前にいくせいか登りではペダリングが通常より軽く回せる気がします。
通常のポジションでサドルの前に座るよりミッドフットクリートポジションだと普通のサドル位置に座ってもいけるので長い登りになるほど有利かもしれません。


3.空気抵抗が減る。

前回にも書いたようにもともと私としてはこっちに興味があってやってみたという側面が大きいのですが、これは効果あったと思います。
今月号のバイシクルクラブではTTでそこまで大きな差はないようでしたが、もともと抵抗の少ないTTバイクよりも抵抗の大きいロードの方が効果はより大きいと考えられます。極端な例ですが、200Wを10%削減できれば20Wですが、300Wを10%削減できれば30W節約になるからです。
ロードバイクで時速50km/hだと私の体重では500W以上必要となりますから数パーセントの削減でも大きな違いとなるわけです。
時速30km/hくらいの巡行でもロングライドだとそれなりに差は大きいと思います。特に向い風を延々と走るような場合は疲れ方に差が出るでしょうね。
ボッチは誰も前を曳いてくれず話もできないので向かい風の中50km以上走る時とかつらいのですよ。まぁおかげでひたすらペダリングに集中できトレーニングにもなるんですが(笑)


4.ペダリングが真円に近づく、長いクランクが使いやすくなる?

これも今月号のバイシクルクラブに書いてありますが、確かにこれは感覚としてもわかります。
楕円リングとか必要なくなる(今は私使ってませんが)ねって感じ。
また、デメリット編でも書きましたが、ペダリング時の足首の軌跡が小さくなりますので、ワンサイズから2サイズ大きいクランクでも回しやすくなると思われます。股関節周りにも余裕ができますし。

TTやシッティングメインのヒルクライムではアドバンテージになると思います。いつか試してみたい
項目です。そういう意味では今のクランクが長すぎるんじゃないかと悩んでいる人も試してみる価値があるかもしれません。

P1010116 -1 これは通常ポジション



次回は2年以上使用しているSolestar コントロールブラックとFUSION-FLEXI+S
とBont Vapor Sとインソールの関係について、コンチネンタルGradprix TTのインプレもできれば
いいかな。











スポンサーサイト


プロフィール

C 階段

Author:C 階段
ロードバイクと時々写真

最新トラックバック
フリーエリア


検索フォーム
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR