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2018.06.14     カテゴリー :   ウェア

OGK AERO R-1 VS MET Trenta 3K Carbon VS その他セミエアロヘルメット

前回インプレを書いたSidi Shotもイタリア製でしたが、またしてもイタリア製のインプレです。
このところイタリア製品にやられっぱなしなんですが、今回も(いい意味で)惨敗です。
ヘルメットだけにシャッポを脱ぐしかない?20180614_001517.jpg 


昨年チラリと書きましたがOGKのAERO R-1をここのところ愛用していました。
というかこの製品、大人気なんですが、人気があるのもうなずける製品でした。
因みにここ数年で使ったヘルメットはいずれもセミエアロヘルメットばかりでGiro Synthe
Kask Protone、ボントレガーのバリスタ、MET Rivaleとの比較になります。

まずはエアロ性能
いうまでもなくあくまであてにならない私の体感による比較ですので参考にもなりません。
まずはバリスタ、今のところ一番効果を感じました。あらゆる方向の風に対して空力が良いと思います。そして次点でAERO R-1この二つが今までは抜きんでているように感じていました。そして今回のMET Trentaですね。これもAERO R-1と甲乙つけがたいくらいにエアロ性能が高いように感じます。今回TrentaはRivaleやMantaと違って上から見ると卵型になっています。バリスタやスペシャのEVADE2と同じような形です。形状的にはバリスタ、EVADE2、Trentaの3つは上や横から見た形がけっこう近いものがあり現時点でエアロを突き詰めるとこの形になるのかもしれません。とはいえ、ほんのわずかにAERO R-1の方が空力が良いような気もします。ただ気のせいかもしれないというくらい僅差ではありますが。AERO R-1とTrentaは横幅が狭い=前面投影面積が小さい=空力が良いという点が効いているんじゃないでしょうか?
その分転んだ時に側頭部がぶつかるような状況では耳のあたりが他のヘルメットに比べて不安ですね
そして一段劣りますがSynthe、Protone、Rivaleって感じですね。
この三つは正直差は分からないくらいですかね。

次に重量
これはAERO R-1(マットブラックのS/Mサイズ)が一番軽くて215gついでGiro Synthe(Mサイズ)が218gTrenta 3K CarbonのホワイトMサイズが219gとこれまた僅差で続きます。そのあとにRivale、Protoneときてバリスタが264gと重量級です。

フィット感
まぁこれはいずれも悪くないですね。Syntheがちょっと浅い感じがしますが、あとはどれを選んでも悪くないというところ、あえて優劣をつけるならば頭を360度で締め付ける構造のRivaleとTrentaがほんのわずかに良いというところでしょうか?
この二つ以外のヘルメットだと頭の前後つまり額と後頭部で押さえられている感じがします。
ただそうとう長い距離を走らないとあまり関係ないくらいの差ではないでしょうか?
まぁ正直今時頭の形さえ合えばそんなにフィット感の悪いものはないってことでしょう。
ただ、この中ではSyntheが横幅が狭い感じがします。人によっては合わないかも
また、TrentaもAERO R-1と比較すると極わずかに横が狭いようです。AERO R-1でギリギリだとTrentaは駄目かもしれませんね。まぁAERO R1が大丈夫ならほとんど大丈夫だと思いますが。
TrentaもAERO R-1ともにシェルの横幅が狭いのでキノコ頭にはなりにくいです。ただAERO R-1は頭頂部がTrentaに比べると平べったいので個人的にはバランスが悪い気がします。ま、これも好みですね。

通気性
これも以前書きましたが結局通気性に関しては穴の大きさもですがつまるところ穴の数の影響の方が
大きいと思います。特にスピードが落ちると穴の数が多い方が涼しく感じるというのは以前にも書いた通りで今もそれは変わりません。
そういう意味ではSyntheがかなり優秀なんですが、今回のTrentaもかなりのものです。
今のヘルメットはどれも風を通すための頭とヘルメットの間に溝が設けられているのですが、溝の深さがTrentaは前頭部は断トツに深くAERO R-1の倍くらいの深さがあります。バリスタもかなり深めの溝ですが、Trentaには及びません。そしてTrentaは後方に向かって徐々に溝が浅くなっていくのです。Trentaと言えばベンチュリー効果による通気性を謳っているのですが、メーカーのHPを見ると頭頂部だけのような説明に見えます。ですが実際はこのヘルメット内部の溝でもベンチュリー効果を狙っていると思います。
AERO R-1が「風が抜ける、風と進む」がキャッチコピーだとするとTrentaは「風が吹き抜ける」と
いいたくなります。時速10km/hくらいの登りだとSyntheにはほんのちょっと劣るかもしれませんが、それ以上の速度だと負けてないどころかむしろいいかも。
よってSyntheかTrentaが一番、ついでRivale、その後にProtoneかAERO R-1かというところですね。そしてバリスタはここも最低点です。走っているとたしかに悪くないんですが、信号待ちで止まったり、登りで速度が落ちるととたんに暑く感じます。
AERO R-1は涼しいという評価が多いようですが、私個人は「え?そう?」という感じ。まぁ極端に劣るわけではないのは確かですが。

デザイン
はい、完全に主観です。
Trenta一番、ついでRivaleかSyntheか、そのあとにProtoneがきてAERO R-1、最後はバリスタ。
正直OGK Kabutoのヘルメットはカッコいいと思ったことないんです(*個人の感想です)
レジモス、モストロ、MS2、WG-1と使ったことはありますがどれもデザインはいまいち、質感もいまいちと感じてました。AERO R-1もやはりいまひとつです。ゼナードは結構カッコいいと思いましたけど。
なによりデザインの問題なんですが、一つの要因としてOGKの場合ヘルメットに使われている緩衝材の発砲スチロールが他社のと比べて白っぽいというか灰色っぽいというのも挙げられるんじゃないかと思います。他社の発砲スチロール部はもっと黒くて締まりがあるものが多いように感じにます。そしてOGKのは白っぽい分発砲スチロール感が目立つんですよね。そのため安物感がでてしまっているんじゃないかな?

それはともかく今回のTrentaは白の部分がパールホワイトっぽくて高級感があるうえにカーボンも使われていてそのマットな質感とパールホワイトの対比がいいんですよ。デザイン的に感心したのは発砲スチロールがほとんど見えないようなデザインとなっておりこのあたりのセンスがさずがだなと思いました。以前から発泡スチロール部が見えないようにすれば質感は上がるのになと思っていたのでなおさら感心しました。
おそらく発砲スチロールむき出しならもう少し軽くできたのかもしれませんが、
Rivaleも発砲スチロール部分が比較的目立たないようなデザインでなおかつ黒のヘルメットだったのですが、グロスとマットに塗り分けられていていいデザインでしたが、Trenta 3K Carbonはさらに上をいくデザインです。

それに比べるとAERO R-1やバリスタは空力優先のためデザインはおまけと言わんばかりの出来に感じます。まぁTrentaは伊達に価格が高いだけじゃないってことです。まぁバリスタは発砲スチロール部がほとんど見えないという点ではいいんですがデザインがねぇ。せめてカラーリングで何とかすれば良かったのに。
まぁこのあたりは好みなので結局はお好きなのをどうぞとなるわけですが。

汗の処理
AERO R-1とTrentaの一番の差はデザインかあるいは汗の処理の上手さでしょう。
夏は高温・多湿になるつまり汗が出やすく乾きにくい日本で開発されたにもかかわらずなんの工夫もされてないというか全く無頓着なのがAERO R-1の残念なところです。
ましてやバイザーが付属していて汗が垂れてきてもバイザーがあると拭けない、拭きにくいのなんて考えるまでもなく分かりそうなものなんですが。
手持ちのヘルメットの中でも一二を争う出来の悪さです。盛大に垂れてくる上に目にも入りやすいんですよね。
それに引き換えRivaleもAERO R-1に比べれば結構良かったのですが、Trentaになってさらに改良されていました。もちろん通気性アップによりパッドが乾きやすくなったというのもあるのでしょうが、それ以上にパッドの配置、形状に工夫があるのが見てとれます。


20180614_000711.jpg 見づらい写真ですいません。パッドをヘルメット内の配置に近くなるように並べてみました。
左がTrenta,右がAERO R-1です。
一番のポイントは縦(前後)に伸びる三本のパッドでしょう。額にあたる横のパッドのギリギリまで
伸びていてこの三本プラス横のパッドで額の汗を吸い取ることで汗が垂れにくくなってます。
ほぼ、横のパッドだけにまかせているAERO R-1との最大の違いです。
形状的にも横の額に当たるPadはTrentaの方は複雑な形状をしています。
バリスタもこの辺りは工夫の跡が見られますがいかんせん通気性が悪いので良いとまではいかないのです。

この辺りの造りの巧さはやはり走ることが好きなんだろうなと、というか走ってないとわかんないよねと思います。それがイタリア人の凄さというか強みなんでしょうね。
サドルやハンドルにしてもイタリア製が多いのはやはり実際に走っているからこそわかること、それを形にしてくることに長けているんでしょう。
平均気温30度以上の日にも二度ほど乗りましたが驚くほど汗が目のところまで垂れてきません。
Aero R1だと止まったりスピードが落ちた時に下を向いたりするとドバっと汗が流れてきます。
この差だけでもTrentaは買って良かったと思うくらい快適です。


気になる点としては前後に短いAERO R-1に乗った直後にTrentaを被ると視界にヘルメットの先端が
目に入るという点ですね。この点ではAERO R-1の方が優れているとも言えますが、安全性という点では前後に長い方が安心な気もします。試しにヘルメットをかぶったまま壁に突撃すると私の低い鼻でさえAERO R-1だと壁にぶつかりますからね。その辺どうなんでしょうね?あくまで頭だけ守れればいいのか顔面も多少は守りたいと考えるか・・・

ということでTrenta非常にいいですよというお話でした。ほんとにデザイン、軽量性、通気性、快適性と価格以外不満がないヘルメットです。

でもAERO R-1の名誉のために言っておきますがこの価格でこの軽さ、エアロ性能、しかもバイザーまで付属してくるんですからコスパという点ではかなりのものです。




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