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2018.11.10     カテゴリー :   未分類

3.2W速くなるサドル!勝手にサイスポ12月号の記事を検証してみた

ことの発端はSelle Italia SP-01というサドルを知ったことから始まる。
とは言え今回の話の中にSP-01は直接関係はないので。念のため
侵食-2 

このSP-01というサドル早い話が以前インプレしたMorgawのサドルと非常にコンセプトが似ている
と少なくとも私には思えるのですよ。
もちろん構造的には全く違いますが。
はっきり言っちゃうとこのSP-01はTiogaのスパイダーというサドルのパクリじゃね?って感じのサドルなんですがいずれも骨盤の動きに合わせて座面が動きかつ快適性が高いという点では共通しています。

で、Morgawのサドルは以前の評価の際、実際200kmにも満たない短い距離と時間の中でのインプレだったのと心残りな点が一点あったのです。このサドルの場合サドル高低めだとあまり効果ないんじゃないの?というものです。
それもあって実は最近Morgawのサドルを使っていたのです。で改めて乗ると結構いいんじゃない?と思いながら乗っていたのです。

ここで話は飛びますが実はスペシャのVenge Pro予約しました。一目ぼれならぬちょい乗りぼれです。
ほんとにちょっとしか乗ってないんですが、これが良かった。
いままでさんざんDogmaやTarmac SL6が硬い、硬いと騒いでいた私ですが、Vengeだと硬く感じないんですね。なのにペダリングが軽い。
全く買うつもりなかったのに見事にやられた(笑)

ちょうど予約したあとにサイスポという雑誌でエアロロード特集というのをやっていて思わず雑誌を買ってしまったのですが、そこでのインプレと全く同じ印象で安心しました。
ただ、エアロテストでホイールはまだしもタイヤくらいは統一しないと意味なくない?と思いました。いずれにしても私が予約した時点でVENGE PROは来年3月入荷予定だったので今頃さらに後になっているかも?

それはまぁどうでもいいんですが、そこで興味深い記事がありました。SuperSix EvoとSystem Sixで同じ坂を登った場合のエアロ効果があるのかどうか検証するというものでした。そこでは斜度が違えどどの坂でもSuperSix Evoの方が速かったと暫定結果が出ていたのですが、そこでの考察にエアロ効果以前に振動吸収性の差が速さの違いになったのでは?と推察されてました。

確かに荒れた道だと速度は落ちます。そこで振動吸収性が違うフレームだと速度の落ち方に違いが出ても不思議ではない訳です。

ここで話を戻しましょう。Morgawのサドルの特徴にエラストマーによる振動吸収性というものがある訳です。これと普通のサドルで同じパワーで同じ坂を乗り比べたら差が出るのか??
というのが今回の話な訳です。

IMG-1874.jpg 
相変わらず前置き長くてすみません。

でMorgawなんですが、これ標準のミドルタイプのエラストマーだとそこまで乗り心地いいというほどではないんですね。以前のインプレでも書いたようにある程度以上の突き上げでは効果は感じるんですが、普通の路面だとそこまで快適とは言えないのです。ま、S-Works Romin Evoと同じくらいですかね。ですので今回ソフトタイプのサスペンションを買ってみました。

で早速付け替えてみると明らかに乗り心地は良いです。が注釈が必要かもしれません。
というのも私、今体重が絶賛増量中で72.5kgまで育ってしまっているのです。

ですので体重の軽い人だとソフトとミドルの差をそこまで感じられないかもしれません。
ただし今回の実験的には体重が重い方が差が出やすいでしょうからそういう意味ではうってつけかも(笑)

対する普通のサドルとしてはRapha ProTeamサドルを選びました。私の中でのクソ認定したサドルです。まぁ単に乗り心地があまり良い方ではないという理由です。
なんでクソかって?理由は最後に書きましょう。

実験の前に計算してみると短い距離の場合10Wくらい違わないととタイムに大きな差がつかないのでそこそこ距離がありなおかつ途中で平地や下りのない坂がいいという判断になりました。
また意外に重要なんじゃないかと思っているのが風の影響をなるべく受けないようにすることです。
まず向かい風になるところは論外、単純に考えると横風になるような峠がよさそうですが、実際の諸々のことを考えると追い風になる峠がいいと考えました。

となると千葉では鹿野山の福岡口からの登りくらいしかありません。5.97km平均勾配5%の登りです。風の影響を考えるともっと斜度がある方がいいんですが、斜度があるとパワーのコントロールが
難しいのです。

この鹿野山福岡口は一部荒れた路面もありますがその一部を除くと比較的普通の路面です。
勾配の緩急も少ないのです。埼玉の方だと定峰峠に似ていますね。
メーターとにらめっこになるのでなるべく交通量の少ないことも大事なポイントですね。

荷物は全部Assosのスパイダーバックというかなり小型のバックパックに入れて背負っていくのでトータルの重量は変わりません。ただし汗で体重の変動が起こる可能性はあります。一応計測の始点のところに自販機があるのでそこでペットボトルを買って置いといて2本目の登り以降に少しずつ飲むことにしますが、恐らくどうしても後半になるほど身体から水分が減って有利になると思われます。帰宅時の体重は400gほど減っていましたし。もちろん計測時フレームにつけたボトルは空にしました。

ほんとは体重計もってきて都度測ればいいんですが、そこまではね。タイヤの空気圧も本来なら毎回測って合わせるべきでしょうが、これもね。まぁその程度のお遊びということでご了承ください。

トータルで一時間半以上登ることになるのでパワーは200W前後を想定し一本目のワットに合わせるようにするという緩いしばりでいきました。200Wくらいだと時速15km/hくらいで走ることになりそのくらいの速度なら空気抵抗の影響も少なくなるだろうとの読みもあります。走るところは道路の端から50cm以内を目安に走ります。パワーメーターはその都度校正とも考えましたがむしろ基準が変わりかねないと思い自宅を出た時に校正しただけでそのままで。

1本目と2本目はMorgawで、3本目と4本目はRapha Proteamサドルで行きました。
一応サドルの高さは合わせました。ギアはインナーローに固定、座る位置は固定、ブラケットポジションのみでダンシングはなしです。計測は手動にしようか迷いましたがStravaのセグメントになっているので自動で計測、スタート地点でラップボタンを押してパワーを見ながら走りました。

機材はもちろん
Specialized Tarmac SL6、ホイールはカンパのBora One35 コンポはDuraとアルテのミックス
タイヤはコンチのGP4000RS(もちろん?25C)チューブはミシュランのラテックスチューブです。
快適性は悪い機材ではないので機材面では効果は出にくい部類に入るかもしれませんね。

結果

1本目  Morgaw 平均204W タイム23:15 時速15.4km/h
2本目  Morgaw 平均204W タイム23:15 時速15.4km/h
3本目  Rapha   平均204W タイム23:33 時速15.2km/h
4本目  Rapha     平均203W タイム23:40 時速15.1km/h

奇しくも1本目と2本目は全く同じパワーとタイムです。2本目と3本目はパワーは同じでタイムは18秒の差があります。3本目と4本目はタイムに7秒の差がありますが、計算すると1.2Wで7秒差になるので3本目より1W少ない4本目のタイムもおおむね妥当ではないかと思われます。同じパワーであれば23分35秒程度にはなったかと思われます。MorgawとRaphaのサドルで15秒以上の差が出たことになります。
もちろん実験というには本数少なすぎだろ?と言われればそれまでですが、とりあえずサドルの振動吸収性の差異によりパワーで約3W相当のタイム差が生まれたと私の中では結論づけました。重量でいうと1kg軽量化したのに近い効果です。

ヤビツで30秒、富士ヒルクライムで1分以上のタイム短縮と考えると結構大きいかも?
1kmで3秒なら100km走ると300秒、5分の差です。
もちろんスピードが変われば、斜度が変われば、路面状況が変われば体重が変われば機材(タイヤとかね)が変わればとまだ不確定要素も多いんですけどね。タイヤを23Cから25Cに変えた方ならその効果がさらに大きくなったと考えるとイメージしやすい?

因みにMorgawのサドルは201gでRaphaのサドルは149gです。

これのいいところは登りだけでなく平坦・下りとあらゆる路面で効果があることです。特に下りでは身体が安定しますので怖さが低減されます。
そしてエアロと違って低い速度域でも効果があります。エアロはゆっくり走っている時は効果が少ないですからね。
また乗り心地がいいせいか距離をのった場合に明らかに疲労も少ないのです。

サドルが動くことによってパワーは特に上がった感じもしませんが落ちている感じもありません。以前普通のサドルで出したセグメントのパワーを上回ることはあっても落ちることはいまのとこないです。タイムは・・・
体重が5kg以上増えてますからね(^^ゞ

欠点として
座面が動く&狭いので安定感はない。特にスペシャのパワーサドルのようにがっしりと尻を支えてくれるようなサドルからの変更だと違和感が大きいかも

あたりまえですが、ダンシングの際には効果は皆無に等しい。

また上でも触れましたが体重が軽いほど効果が薄れると思われます。50kg後半から60kg前半の体重の方どなたか試してみません?

それと以前のインプレでも書きましたがシートポスト(やぐら)によってはうまくつかないあるいはポジションが出ない可能性があります。

軽量サドル(私の基準では150gくらい)に比べるとちょい重い。まぁ最初に触れたSelle ItaliaのSP-01なら150g以下でこれも乗り心地はいいらしいです。値段は馬鹿高いですけど。
あるいはTiogaのスパイダーサドルとかも気になりますね。

私この実験のあと早速2個Morgawのサドル買い足しました(笑)微妙なポジションの差異なのか乗り方が変わったのか以前感じた腰の痛みは特にありませんでしたし。
1個は4000円もう一個も6000円で売られてたんですもん。交換用のカーボンレールも叩き売られてました。


サドル4000円+レール1600円+ソフトタイプのサスペンション2700円と1万円以下で3W
相当早くなる上に疲れにくいサドルと考えると安くないですか?見た目もかなり安っぽいんですけどね。でも下手にフレームやホイールを替えるよりよほど効果が高い。
通勤用のアルミクロスバイクに取り付けてみましたが乗り心地はもちろん体感的にもわずかですが速くなった気がします。Tarmacだと体感できないけどやはりアルミとかだと効果抜群なのかも。


そういえば昔から定評のあるタイムやLookも振動吸収性にはこだわってましたね。
最近ではカウンターヴェイルという衝撃吸収素材を使ったビアンキも大活躍しています。そういう意味ではTrekはなぜ勝てない?(笑)察するに機構として重すぎるんでしょうか?Iso Speedだけで500gくらいありそうですし。国産ではヨネックスのCarbonexあたりも乗り心地が良いせいで速いのか最近人気ありますしね。
IMG_1714.jpg 
さて最後にRaphaのサドルがなぜ駄目なのか?
まず、サドルの前の方が硬い。普通サドルの前(細くなってるとこね)って多くのメーカーは柔らかくするとかパッドのボリュームを増やすとかする訳です。少なくとも後ろの方と同じ硬さとかね。
ところがこのサドル前の細くなっているところが明らかに後ろの方と比べて硬いんです。
下ハンもって巡行とか登りで前の方に座った時にものすごく乗り心地が悪いんです。今回の実験では前の方に座ることはなかったので関係はないんですけどね。

私の貧困な想像力では前を硬くするメリットが思いつかないんですよね。サドルの前に長く座ってられません。下ハンで一時間も漕いでると痛くて仕方ないんですね。しかも後ろの方だって決して乗り心地がいい方ではないんですよ。

次にサドルの最後部、ここがプラスチックむき出しなんです。買う前に写真を見た時は何か処理してあるんだろうと思ってたんですが、実物はプラスチック。
何が問題って例えばパンク等でホイールを外すのにバイクをひっくり返してサドルとハンドルで支えません?Raphaの人たちは違う方法でホイール外すんですかね?
で、プラスチックむき出しだと傷だらけになるわけです。
単なる傷ならいいんですが、傷の具合によってはレーパンを痛めかねないんです。
相変わらずどこで何をどうテストしているのか不思議でなりません。

まぁ文句言うなら買うなよって話ですし、恐らくもうRaphaを買うことはないかな。








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